伊豆の国って、矢尻の形をした伊豆半島のちょうど窪んだ真ん中あたりになるから、西伊豆へ行くにも東伊豆へ出るにも近いよね。先日の親睦バーベキューの席でそんな話が出た。これには全員異論なく、皆さんは今住んでいるところにとても満足しているようだった。私の家の左隣の人は横浜の東戸塚から伊豆の国へ移ってきたと言っていた。移って30年近くになるという。てっきり地の人だとばかり思っていた。話してみないと分からないですね。
そんな話があったので、これまでは西伊豆にばかり向けていた目を東伊豆に向けてみた。去年、三島の職場で一緒だった人が、この4月から山伏峠を越えて網代に通うことになったと言っていたことを思い出し、バイクだとどれくらいの時間で行けるか実際に走ってみることにした。
午後1時半に家を出て、田中山から浮橋地区を抜けて山伏峠まで上る。
伊豆スカイラインのガードをくぐるとそこからはもう熱海。峠を越えて一気に下り、途中の池田満寿夫記念館を素通りして網代の浜に着いたのが午後2時半。
ちょうど1時間の距離だ。道みちiPhoneで位置を確認したり写真撮影したりしたから、正味約50分の道のりと見ていいだろう。意外に近い。けれどミニバイクでの峠越えはちとしんどいなあ。
あやめ湯(17:20)4→3人。徒歩3,617歩。
写真は、網代の海岸。南熱海マリンホールから干物銀座方面を撮った。網代湾では一度だけ投げ釣りをしたことがある。新採用で赴任した横浜の職場に、磯釣りの滅法好きなこれまた新採が入ってきて、私はその人の影響を受けて投げ釣りをやるようになった。当時は平塚の海近くのアパートに住んでいて、その人曰わく、こんな海のそばなのに釣りをしない手はない、と。日曜日にわざわざ投げ方の指導に来てくれ、投げ竿まで置いていってくれたらやらないわけにはいかない。そこからです、私が釣りにハマったのは。そしてある日、その人に誘われてキスを釣りに電車で網代まで出かけたのでした。かれこれ30年以上も前の話。(あ)
