いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

葉桜やまだら媼の顔と顔(あ)

 こと料理する点に関して言えば男も女も関係ないと思うが、どうして女の作った料理はあんなに旨いんだろう。

 カミさんが伊豆へやって来た。庭いじりをしていたら「ごはんだけど」と声がかかった。何のことはない「鍋焼きそば」なのだが、これが旨い。自分が作ったものよりはるかに旨い。何でだろう。

 世に「おふくろの味」とは言うけれど「おやじの味」とは言わない。これも、なぜだろう。「芋のにっころがし「きんぴらごぼう」「ぶりだいこん」……。津軽で言えば「けの汁」などなど。作るおふくろは浮かんでくるけど、親父の顔は浮かんでこない。懐かしさと一緒に思い出されるのは、決まって「おふくろ」なのだ。「おふくろ」という言葉の響きには、袋にすっぽりくるまれる〝あずましさ〟があるんだろうな。

 

【書】No.2,163『徒然草』第五十三段その二。本文(刊・正保2年)模写&訳(吾妻利秋)

f:id:jijiro:20250609054654j:image

……。道中、通行人に「何だ? あれは?」と気味悪がられて、良い見せ物だった。病院の中に入って、医者と向き合っている異様な姿を想像すれば、面白すぎて腹がよじれそうになる。何か言ってもカナエの中でこもってしまい、聞き取ることが出来ない。医者は「こう言った症状は、医学関係の教科書にも治療法がなく、過去の症例も聞いたことがありません」と事務的に処理した。匙を投げられて、途方に暮れながら(京から)仁和寺に戻った。友達や、ヨボヨボの母親が枕元に集まり悲しんで泣く。しかし、本人は聞いていそうにもなく、ただ放心していた。そうこうしていると、ある人が「耳と鼻がぶち切れたとしても、たぶん死なないでしょう。力一杯、引き抜くしかありません」と言った。金属の部分に肌が当たらないよう、藁を差し込んで、首が取れそうなぐらい思いきり引っ張った。耳と鼻が陥没したが、抜けたことには変わらない。かなり危ない命拾いだったが、その後は、ずっと寝込んでいた。


【津軽弁】No.863

f:id:jijiro:20250609061033j:image
「ではるはんで はやぐ まがなれ。」(出かけるから 早く 準備しなさい。)の意。


【タイムラプス】令和7年6月8日(日)16:45〜18:57の伊豆長岡の空。圧縮32秒。

https://www.facebook.com/share/v/18uCdnU2NN/?mibextid=wwXIfr