いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

残暑まだ風呂場の窓の手暗がり(あ)

 あれほど喧しかったセミの鳴き声がぱたりとやんだ。

 どこ吹く風の台風10号は東海に抜けて熱帯低気圧となり、静岡に連日連夜の雨をもたらした。

 先日、見るともなく見た狩野川は、濁流となって暴れまくり、富士山に向かって流れる。

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 普段は中洲になっている箇所も水没し川幅を膨らませていた。

 風呂場の窓を開けて風を入れる。と、虫の音が涼やかに飛び込んできた。

 この前まで暑い暑いと嘆いていた季節に涼しい風が流れ込み、周辺にも小さい秋がようやくやってきた。

 秋です。ようやく天高く馬肥ゆる秋がやってきました。

 

【書】『奥の細道』33(那須7 )(No.1,893)

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「さて、かの跡はいづくのほどにやと後の山によぢのぼれば、石上の小菴、岩窟にむすびかけたり。妙禅師の死関、法雲法師の石室をみるがごとし。 木啄も庵はやぶらず夏木立  と、とりあえぬ一句を柱に残侍し。」(訳:さて、あの仏頂和尚の旧居の跡はどのあたりかと、寺の後ろの山によじのぼると、石の上に小さな庵が、岩窟を背にして造ってある。妙禅師の死関や、法雲法師の岩上の庵を、目のあたりに見る思いである。 仏頂和尚の旧居の跡に来てみると、あたりは夏木立に囲まれて静まりかえっているが、その静まりの中で、きつつきの木をつつく音がしきりに聞こえる。だが、きつつきもさすがにこの草庵はつつき破らないと見えて、無事な姿を保っており、往時を偲ばせてくれる  と、その場での気持ちをそのままに一句したため、庵の柱に掛けて残した。)

妙禅師、法雲法師ともに中国の高僧。「軽み」を重んずるはずの芭蕉の口からつい教養が漏れ出る。ちっとも軽くない。

 

【昭和の風景】津軽弁。(No.593)

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絵手紙。「ゆんべなだば はえぐ ねだね」。

「昨晩は 早く 寝ました」の意。

 最近、早く寝ることが多くなった。20:00には寝てる。で、夜中に起きて模写をする。そしてまた寝る。だから、朝3時には起きれない。

 晩酌が早まったせいかなとも思うが、どうもそれだけでもないらしい。早寝早起きは老化現象のひとつだが「三文の得」にもならない。ただいたずらに齢を重ねてるだけ。

 

【タイムラプス】令和6年9月4日(水)7:56〜8:38の伊豆長岡の空。22秒。

 きょうは9:00〜グランドゴルフの練習があって、まずは公民館裏の空き地に駆けつけた。ために、タイムラプス撮影の時間を十分に取れなかった。保存する時間もなく撮影終了時刻を走り書きするのがせいぜいだった。