いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

救急車止まれる道も夏の草(あ)

【今日の一枚】サンチュの種を摘み採るのに使った椅子。

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 この椅子は、もともと堤防釣り用に上州屋で買ったが、釣りではほとんど出番がなかった。というか、買ってから一度も釣りに出かけていない。今では庭の草むしりなどに使っている。

 今日も日陰でこれに座って草をむしったが、夏草はむしったそばから生えてくるもので、まったく可愛くない。

 隣のように草刈機を使えばと孫も言ってはくれるが、庭木が多い我が庭は草刈機は不向きである。下草を刈るのに庭木の下に潜らなければいけないから、結局、手でむしった方がはかどる。

 草むしりがひと段落したところで、そうだサンチュの種を摘み採らねばと摘み始めたが、あまりの暑さに10分で音をあげる。種の摘み採りなら孫も手伝ってくれるかと思いきや、さにあらず。やだねと言って、水風船を破裂させて遊んでいる。

 種を採取し終えたサンチュは、ゴミ袋にまとめて処分するつもり。今夏世話になったミニトマト、ナス、ピーマン、サンチュはこれで全部終了。次回からプランターをデッキに上げる予定なので、ここはまた何もない庭に戻る。

 何もない庭とはいっても、草むしりは今後も続くことになるわけですが。

 思えば、庭付きの一戸建てに憧れてここを終の住処に定めたのだったが、草むしりがね、年々きつくなってきててね。特に真夏は大変だ。連日の35℃超えはさすがにこたえる。夏は暑いもんだけども、昔はそんなに暑くなかったよねえ。

 「霍乱気おこへばまいねはんで、外さ出はいしな」とは、お盆の季節に帰青した時の母の口癖だった。炎天は外に出て日射病になるといけない、だから家から出てはいけない、と言う。

 今ならさしずめ、こまめな水分補給と適切なエアコン使用で熱中症を防ぎましょう、となるのだろうが、我が終の住処にはクーラーがない。ビルが林立する都会と違って、ここは自然の風が気持ちいいから、どんな暑い日でもクーラーなしで過ごしている。昔の人間なんでしょうね。

 それにしてもこの連日の暑さは尋常ではない。今年の梅雨も去年に続けて一級河川を氾濫させるほどの記録的な大雨だったが、それら異常気象をマスコミはこぞって地球温暖化が原因とした。だから地球温暖化を防がなければ世界はとんでもないことになると脅す。

 そうかもしれない。でも、そうでもないかもしれない。この、そうでもないかもしれないという視点を私は大事にしたいと思っている。

 違う見方もあるのだということ、複数の目を持つということを常に意識していたい。たといカミさんに偏屈呼ばわりされても。

 

【書】「原野」(No.427)

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 「原」は、岩の穴から湧き出す泉で、「野」は、元の字は「埜」で、土地の神を祭った「土」を「木」が覆う形。

 背景は、原野の地平に夕焼けをイメージした。

 

【タイムラプス】8月15日(土)4:32〜6:57の伊豆長岡の空。36秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1294772918111465472?s=21