いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ゆく年の何を見ようか虫眼鏡(あ)

2年生のあるクラスの今年最後の授業に行ったら、長期休みの直前の授業は図書室で本を借りる時間に充てていると子どもたちが言う。前の先生はそうしていた、と。

それで、書写の宿題の書き初めについて説明した後に図書室に移動し、各自で借りたい本を選んでもらった。ある子が、「先生、お薦めの本はないですか?」と訊いてきたので、たまたま手にとってペラペラめくっていた『ソフィーの世界』を紹介した。が、「そんな分厚い本は読めないから」と却下。最近の子には、そんな分厚い本は敬遠されるようです。

せっかくだから、私もこの冬休みにまとまった何かを読もうと思って書架をぐるぐる回ってみた。が、これといっためぼしい本が見つからない。

あるじゃないか、家に。新日本古典文学体系があるじゃないか。そうだ、授業でも扱ったことだし、『徒然草』でもじっくり読んでみようかな。

三者面談も今日で3日目。職員室では担任を労って連日温かいものが振る舞われる。初日の一昨日は豚汁、昨日は肉まん、今日はお汁粉だった。

私は、灯油販売車が回ってくるのに間に合うようにと午後5時前に帰ろうとしたが、出来立てのお汁粉を食べてってくださいと美術の先生に呼び止められ、それではと席に座り直してひと椀いただいた。時間が早くて餅はまだ焼けておらず、餅なしお汁粉だったけど、体が温まりました。ご馳走様でした。

今年の職員室は全体が、なんだかほっこりした和気藹々の雰囲気があっていい感じです。これも校長先生のお人柄なのでしょう。

 

【今日の一枚】虫眼鏡。

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5%引きセールがあった日にホームセンターで買った。『古代文字字典』に載る甲骨文や金文の点画が見えづらいとずっと思いながら、これまで買っていなかった。別に老眼が進んだわけではないが、くっきり鮮やかに見えてなかなか重宝。

 

【書】「報」ホウ・むくいる・こたえる・しらせる( No.333)

▼甲骨文

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▼金文

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会意。幸(〓1=じょう)と𠬝(ふく)とを組み合わせた形。幸は手枷(てかせ)の形。手枷を両手にはめる形を執といい、拘執(こうしゅう)する(捕らえる)の意味である。𠬝は跪(ひざまず)いている人(卩=せつ)を又(ゆう=手の形)で押さえる形で、服従の服のもとの字である。報は両手に枷をはめられて跪く人を後ろから押さえる形で、犯した罪に対する報復刑的な処置であるから、もと報復する(仕返しをする)ことをいう。金文で恩恵の意味に用い、また恩恵に「むくいる、こたえる、お返しをする」の意味に用いる。(後略)<『常用字解』より>

〓1(『超漢字』画像)↓

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【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】12月19日(木)5:43〜7:30の伊豆長岡の空。26秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2717420731649120/?d=n