今日は、ずっと新MacOSのCatalinaと格闘していた。
Catalinaをインストールしたと同時にセキュリティソフト「ウイルスバスター」のアップデートを求められ、アップデートしたら延々とスキャンが始まり、それが夕方まで続いた。ようやく終わったかと思ったら、デスクトップから2TBのハードディスクのアイコンが消えていた。
何が起こったのかさっぱり判らない。そこにどういうデータを保存していたのかも記憶にない。記憶にないくらいだからどうせ大したデータでもないのだろう。
昔はよくトラブル対処にかなりの時間を費やしたりしたものだが、最近は直そうとする気力がまるで起きない。どうしても家にパソコンがなければ仕事にならないという時代は終わって、今はiPhoneとiPadがあれば事足りるようになった。
実際、私が家でパソコンに向かうのはブログの下書きをするときだけだし、それ以外にはほとんど使わない。テスト問題の作成や授業で使うプリント類は、職場の貸与ノートパソコンを使えば済むし、プリントアウトするにもコピー機があるからプリンターも要らない。
加えて来年度からは、職場にもいよいよ電子黒板が入ることになるという。数年もすれば電子黒板は全国すべての学校に導入されるだろう。そうなればプリントの作成もほぼなくなり、もしかしたら定期テストだってペーパーレス化が進むかもしれない。
先日、私立高校の先生においでいただいて学校説明会を催したが、その高校では入学と同時に全員にiPadを持たせるのだと宣伝していた。公立でも早晩そうなるだろう。
教室の黒板は電子黒板になり、生徒の教科書もノートも一台のiPadの中に収まり、手書きメモも電子ペンで執る。そういうことになると、先生方は授業もそれに見合う準備をしなければいけなくなるし、電子機器のトラブルが発生したときの対処もしなければいけない。
それでなくても毎日忙しく動き回っている先生が、授業の準備に益ます時間を割かれることになる。いやあ、これは大変なことになったぞ。と他人事みたいに言うが、もうこれ以上の忙しさについていけない私は、御同情を申し上げるしかない。
大体、諸悪の根源は教員配置人数の少なさにある。教材研究を積み上げてもらうには、もっと教員の数を増やし授業の準備に充てる時間を十分に確保するのでなければいけない。それをしないで、やれ電子黒板が入るからそれに見合う授業の準備をせよ、電子機器のトラブルに対処せよと言ったって無理だから。
ほんと、これから先生をやる人は大変だよ。
【今日の一枚】庭の万両の実。
庭のそちこちに赤い実をつけている。「万両」とはいかにも縁起の良い名だが、我が暮らしはそれと真反対で、金にはまるで縁がない。
金は使うためにあるものと心得て、入ったそばから湯水の如くパッパカ使う性格は昔も今も変わらない。だから家に蓄えがあったためしがない。それでもなんとか暮らしていけるんだから、世の中捨てたもんでもない。
【書】「暮」ボ・くれる・くらす・くれ・ひぐれ・おそい(No.329)
▼甲骨文
▼金文
形声。もとの字は暮に作り、音符は莫(ぼ)。莫は艸(くさ=草)と艸との間に日(太陽)が沈んでいる形で、「くれる、ひぐれ、くれ、くらい、おそい」の意味となり、暮のもとの字である。莫が打消の「なし」などの意味に使われるようになって、さらに日を加えて暮となった。国語では「くらす」とよみ、生活するの意味に用いる。<『常用字解』より>
【温泉】一二三荘。
あやめ湯でよくお会いした方と脱衣所で一緒になった。マイ桶氏の名を挙げ、(あやめ湯は)顔見知りの人がいなくなって寂しいと言っていたという。私も勤めが大仁になってからとんとあやめ湯はご無沙汰になった。たまにはあやめ湯に顔を出してみるかな。米朝氏は今も元気に通っているだろうか。
【タイムラプス】12月15日(日)6:20〜9:38の伊豆長岡の空。24秒。
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