いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

日暦の風にめくれて年流る(あ)

【今日の一枚】来年の卓上カレンダー。

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帰宅したら郵便受けに入っていた。巡回灯油販売の人が入れていったらしい。それで、そうか今日は灯油販売車が巡回する日だったと気づいた。

灯油はあと1缶残っているから、ひとまず来週末までは大丈夫だが、来週金曜に買い忘れると灯油なしの年越しになる。それでも薪を新たに調達してあるから、いざとなれば薪ストーブを焚けば済むので安心。この安心感は大きい。

さて、いただいた卓上カレンダーだが、今は全てスマホで事足りるから卓上カレンダーなんてほとんど使わなくなった。だいたいうちにはカレンダーを立てる卓がない。

卓上カレンダーはなくても一向に構わないが、日めくりはあらまほしきカレンダーである。できればそばに置いておきたい。

日めくりカレンダーは、なんといっても一枚剥がすごとに一日が過ぎていくことを目で確かめられるのがいい。そして、大晦日に最後の一枚を剥がし、年が改まって新しい日めくりに据え替えられる。門松とかの松飾りよりおせちより、ああ新しい年になったんだという実感がわく。

あの、ペラペラの小さな紙に盛り込まれた情報量が、これまたすごい。旧暦日付、六曜、九星、十干十二支、二十四節気、二十八宿、七十二候、月齢、記念日、格言などなど、なんでもござれの盛りだくさん。これも日めくりだから成せる技で、月ごとのカレンダーではこうはいかない。

と書いて、来年の日めくりが欲しくなった。iPhoneにはアプリ「日めくり」をインストールしてあるが、毎日は見ない。今日の月はきれいだな、さて月齢は? と確かめるときに見るくらい。便利は便利だけど、日めくりはやはりめくる手間がかかるアナログがいい。一枚めくるごとに命が一つすり減っていく感じが実感できるから。そうなれば、否応なく一日を丁寧に生きようという気にもなろう。

 

【書】「保」ホ・ホウ・たもつ・たすける・やすんずる(No.327)

▼甲骨文

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▼金文1

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▼金文2

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会意。人と子と褓(ほう)とを組み合わせた形。褓(むつき)は生まれた子どもに着せる産衣(うぶぎ)で、この字では祖先の霊を憑(よ)りつかせる(乗り移らせる)ための衣であり、また霊を守るための衣でもあった。甲骨文1の字形は、生まれたばかりの子に褓(むつき)を添えて抱く形で、新生児に祖先の霊を授け、その霊を守る儀礼を示す。金文1の字形の子どもの右下にそえている曲線が褓であり、金文2の字形は霊の力のある玉を加えた〓1(ほ)に作る。私生児に霊を授け、その霊を守る儀礼を保といい、「たもつ、霊をまもる、まもる、たすける、やすんずる」などの意味に用いる。<『常用字解』より>

〓1(手書き画像。『超漢字』をくまなく探せば見つかると思ったが、見つけられなかったので自分で書いた)↓

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【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】12月13日(金)5:40〜7:27の伊豆長岡の空。26秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2704833899574470?d=n&sfns=mo