いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

百泣いて百笑ふ子ら天高し(あ)

今日は学校祭体育の部が行われた。

台風17号と秋雨前線の影響で、今日の天気予報はこの一週間ほど「曇り時々雨」と出ていて、雨が降るのか降らないのか、開催の判断が悩ましかった。

「実施」のメールが届いたのは、午前5時36分。重鎮が5時半に集まって体育の部を開催するかしないかの判断をし、その結果を6時に一斉メールで流すと昨日確認していたが、5時半に集まった時点で「やる」と即決したらしい。

昨日の段階で、朝早く集まって実施判断を協議するメンバーが黒板に示され、それを見たある職員が、「多少の雨だったらやっちまえ、の強行派ばかりだ」と評したものだ。

実施の判断も早く、連絡も早かった。結果的に雨は、重鎮の面々が職場へ向かう車を濡らしはしたが、集まって協議するときには上がっていて、その後は一滴も降らなかった。

8時20分の開会式を8時に早め、以下プログラム種目を前倒しし、各種目別の表彰式を省略した。それで、午後の部の競技2種目を午前で消化し、昼を挟んで午後は2年全級リレー(クラスの全員が走る)、3年縦ムカデ(クラスの全員が足を結んで速さを競う)の2種目をこなし、閉会式が午後2時。終わってみれば昨年一昨年とほぼ同じ時間になっていた。

最後の種目の「3年縦ムカデ」はフィナーレを飾るにふさわしい感動的なものだった。この日のこの瞬間のために練習を重ねてきた各チームだったが、1チームだけ大幅に遅れ、土埃だらけになって全員がゴールしたとき、先にゴールして待っていたチームから大きな拍手が沸き起こったのだ。

たまたま大きく差がついたけれど、みんなこれまで一所懸命頑張ってきた姿を知っているから、自然に沸き起こった拍手だったと思う。なんていい子たちなんだ。それはそれは感動的だった。

大差で負けた団長は応援席に戻ってからチームのみんなに言った。「悔しいけど、俺は泣かない」。そう、その心意気だ、頑張れ。

 

【今日の一枚】百笑の湯。

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3年ぶりの「百笑の湯」です。

それにしても撮り方が下手だな。情緒が感じられない。撮り方もさることながら、情緒のなさは看板の明朝体文字にあるかもしれない。なんで手書き文字にしないんだろう。もったいない。

 

【書】「妥」ダ・やすらか・おだやか(No.249)

▼甲骨文

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▼金文

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もとの字は〓1に作り、爪(そう)は上から加える手。女の上に手を加えた形で、女を安らかにするの意味となる。(中略)妥協(双方が折れ合って一致点を見出し、ことをまとめること)・妥結(双方が折れ合って交渉をまとめること)のように、穏やかな状態にするの意味に用いる。「やすらか、おだやか」の意味に用いる。適切であることを妥当という。<『常用字解』より>

〓1(『超漢字』画像)↓

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甲骨文も金文も左右のパーツが逆に配置される例は多くあるが、どちらも爪の部分が女に向いている。上から被せるような配置もあるが、爪の先が外側を向いている例はない。

 

【温泉】百笑の湯。

 

【タイムラプス】9月21日(土)5:36〜6:50の伊豆長岡の空。36秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2525625817495280?sfns=mo