いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

青嵐休館ホテルゴッホの絵(あ)

今日は一日かけて床下の工事をしてもらった。

午前10時少し前に工事の人が二人、ハイエースに乗ってやってきた。

まずは、ガレージ上の六畳和室の畳をひっくり返し、前回来た人が開けた穴から作業に取り掛かろうとしたが、今日来た工事の人が、和室の下を鉄筋が走っていると指摘した。これでは床下工事は無理とのことで、その場で急遽六畳和室の下は工事をしないことになった。その分を見積額から差し引かせていただくと言うから、なかなか良心的だ。でも、なぜ見積りの段階でそのことに気づかなかったんだろう。

シロアリの被害が出ていないかチェックしてもらったところ、玄関ドアの柱がやられていた。玄関の他に増築洋室と渡り廊下とを繋いだ箇所の床下もやられていた。そこは、柱と壁がボロボロに朽ちていた箇所で、手の施しようがないからと、モルタル外壁をハンマーで砕いて穴を開け、明かり窓をはめ込んで修繕した箇所である。

やはりあったか。なにせ築43年だものな、そりゃありますよ。そう覚悟して臨んだ今回の床下工事だったが、シロアリの被害はその2箇所だけだったのは逆に意外だった。他にもっとあると思っていたが、台所下も洗面所下もトイレ下も被害はなかった。

が、基礎部分の劣化は今回も指摘された。これまで見たことのないような亀裂が何本も走っていると言われた。カビもそうだけど、湿気によって水分が含まれると基礎コンクリートも脆くなってくるのだそうだ。早いうちに手を打ったほうがいいですよと脅され、ならば見積額から差し引いた分の工賃でできるかと訊いてみた。「階段から洗面所まで基礎が繋がっていて、それが7mある。どうせなら今回はそこだけやっておくという方法もあります。差し引いた分にもう少しだけ上乗せしてもらうとできます」と言う。見積りが思ったほど高くなかったので、よしやってくれと頼んだ。こうなりゃ築43年と心中だあ。それで来週の水曜には、またまた床下工事が入る。

 

【今日の一枚】家の前の道路。

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左が現在休業中のホテル。営業していた頃はきれいに刈り込んでいたカイヅカイブキも、今はご覧のありさまで、ゴッホの「糸杉」みたいになっている。

今日、この下の側溝にハクビシンが出たと床下工事をしにきた人が教えてくれた。だから、旦那さんも気をつけたほうがいいよ、と。

ハクビシンは、最近では都会でも人家に棲みつくようになって問題になっているという。

ハクビシンは夜行性で、昼は人家の屋根裏などで過ごし、夜になると餌を探しに外へ出る。私も一度、ミニ菜園でキュウリを育てていたときにやられた。地面に近いキュウリだけ、牙か爪かでちぎられていた。

向かいの休業中のホテルは、屋上のドックヤードのフェンスは風でなぎ倒されたままだし、雨樋には草が生えているしで、再開のめどはまるで立っていないみたい。こういうところが(ハクビシンに)狙われるんですよ、と工事の人は言うが、そう言われても私にはどうしようもない。せめて我が屋根裏を棲家としないように気をつけるだけだ。

 

【書】「工」(No.139)

▼甲骨文

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▼金文

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工具の形。工は何らかの工具の形であるらしく、金文には金属を打ちきたえるときに使う鍛冶(たんや)の台とみえるものがある。工はまた呪的(じゅてき)な行為のときの呪器として用いられることがあったらしい。それは巫祝(ふしゅく=神に仕える人)の巫(みこ)の古い字形が工を左右の手で持つ形であること、左が工を持って神のあるところをたずねることをいう字であることから知られる。<『常用字解』より>

字解に「金文には金属を打ちきたえるときに使う鍛冶(たんや)の台とみえるものがある」とあり、『古代文字字典』の「金文編」でそれと思われる字形を見つけたので書いてみた。

が、下の三角形をどう書くのか判らない。何度書いてもなかなか三角の形になってくれずに苦労した。

書きあがったのは墨絵の富士山みたいで、およそイメージとは違う。これは、筆をかなり寝かせて側筆風に書いた。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】5月29日(水)4:45〜8:13の韮山方面の雨空。25秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2321189087938955?s=100001436582002&sfns=mo