いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

白球を追ひ向日葵の根元まで(あ)

サッカーW杯決勝トーナメント日本対ベルギー戦は手に汗握る熱戦だった。惜しくも力及ばず2−3と逆転負けを喫したが、選手は最後までよく走りよく頑張ったと思う。
先取点は柴崎のスルーパスに走り込んだ原口の右足シュートだった。この形は右から崩すパターンとして、今日のために何度も練習してきたに違いない。それにしても、あの柴崎の、相手の足の届くか届かないかのギリギリを通すスルーパスは脅威だ。これからの日本の大きな武器になると思う。あのスルーパスに、これからの日本が目指すサッカーの方向性を垣間見た気がした。
追加点の乾の無回転シュートも素晴らしかった。まさに芸術品だった。これで2−0と、優勝候補のベルギーを大いに慌てさせたが、さすが底力のあるベルギーはこのままでは終わらない。日本はあれよあれよという間に同点に追いつかれ、最後のアディショナルタイムに3点目を献上して万事休す。
終わってみれば、2−3の力負け。今一歩のところで勝ちを逃した感はあるものの、この今一歩の差が、世界のサッカーと今の日本のサッカーとのとてつもなく大きな差なのだと認めざるを得なかった。
この差をどれだけ埋められるか。これからの若い世代の台頭に大いに期待するとともに、長谷部キャプテンをはじめ、これまで日本のサッカーを牽引してきたベテラン選手たちの功績を讃えたいと思う。お疲れ様でした。


【写真】昇降口前デッキのヒマワリ(向日葵)。

f:id:jijiro:20180703074214j:image
子どもたちがタネから育てたヒマワリが、グランドを見つめるようにデッキにずらり並んでいる。このところの猛暑続きでだいぶクタッとしているようだが、園芸福祉委員会のメンバーを中心に水を小まめに遣っている。うだるような暑さでも、このヒマワリを見ると、よし頑張ろうという気になれる。


【温泉】一二三荘。
今日の5校時に、2年生行事で「職業講話」があった。その講師の中に、一二三荘の若旦那がいてびっくり。私が会場に入れば話しづらいかと遠慮して、若旦那の講話は廊下で聴いた。
講話は前半と後半とに分けたから20分ずつ。私は、前半に警察官の話、後半に若旦那(調理師)の方へ回った。
若旦那は、若い時にバイクに凝って、将来はそっち方面の職業に就きたいと思っていたら、先代が倒れ、急遽そのあとを継ぐことになったこと、旅館は母である女将と妻である若女将と家族で切り盛りしていて、朝から晩までてんてこ舞いの毎日であること、今は鮎釣りのシーズンで、忙しい仕事の合間に自ら鮎を釣りに出かけ、釣った鮎をお客さんに提供したりしているから輪をかけて忙しいけど、それでも、手作りの料理をお客さんに美味しいと言ってもらえるのが嬉しくて頑張っていること、などを話し、そして最後に、鮎釣り体験もやっているので、鮎を釣りたいという人はいつでもお申し出ください、と締めくくった。
今日行ったら、厨房に若旦那がいて、「今日のお話、とてもよかったですよ」と声をかけたら、若旦那は、「いやあ、言いたいことの半分も言えなくて」と恐縮。
私も今度若旦那に鮎釣りを教えてもらおうかな。忙しくて無理と断られるかな。


【タイムラプス】7月2日(月)5:12〜7:34の伊豆長岡の空。35秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10216764832215341/