いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

西日濃く沁みて病院ヘリポート(あ)

【写真】返照の順天堂病院。

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正式名称は「順天堂大学医学部附属静岡病院」。屋上にドクターヘリポートがあり、静岡県東部の基幹病院と位置付けられる。
私が神奈川県に勤めている時に糖尿病で教育入院し、いずれ伊豆に住むことになるのだったら継続治療はここだと決めた病院。
しかし、再診で診てもらった勤務医が、たまたま三島の大場にある開業医の娘さんで、普段は大場の病院で診療し、木曜だけ順天堂病院に勤務する女医だった。その人が、再診で順天堂病院に行った時に「これから定期的に通院するということになると、ここのような大きな病院は予約が取りにくいから、よかったらうちの病院に来ませんか?」と、ご自身がメインで診療している大場の病院を勧めてくれたのだった。以来、月に一度のペースで大場の病院に通院している。今年で5年目。
地元の人は順天堂病院のことを親しみを込めて「じゅんてん」と呼ぶ。病院に親しみを込めるというのも何か変な感じだが、近くに大きな病院があるというだけで、自分の体の隅々まで守ってくれる安心感があるのだろう。ちょっと風邪を引いたくらいでも大きな病院ににかかろうとする。1本注射を打ってもらうのに何時間も待たされるのにね。
写真は、学童保育の駐車場から撮った。病院のヘリポートからサーチライトのような強い光を感じて、反射的にカメラを向けていた。時刻は午後6時7分。病院の建物だけが西日をまともに浴びている格好だ。
西日だから光源は当然西の方角なのだが、これがどうもピンとこない。私の感覚では北の方角になってしまうのだ。私は富士山を背にして写真を撮っている。つまり、病院が背にしている山が南側で、その先に天城山があり、病院の右を西へまっすぐ行った先に沼津の海があるという地図が私の頭に広がる按配だ。
これは伊豆半島が富士山からまっすぐ南へ突き出ているという思い込みによる錯覚だ。狩野川が太平洋を背に富士山に向かって流れることがどうしてもピンとこないのと根は同じところにある。伊豆に住むようになって5年も経つのに未だに錯覚から目覚めない。

水墨画】猫柳に小鳥(No.9)

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全体に墨が濃すぎた。猫柳は、手本では「淡墨を含ませた穂先に中墨を付け上からそっと押さえる感じに」描くように説明しているが、淡彩画のように面相筆で輪郭をとり、中を塗りつぶす方法で描いた。だから仕上がりは、水墨画でありながらどこか淡彩画の趣が残る。

【あやめ湯】18:09〜18:43
久々にマイ桶氏と一緒になる。一見スリムになった感じで、そのことを言ったら、この2ヶ月ばかり順天堂病院に入院していたと言う。詳しい病名は訊かなかったけれど、内視鏡で手術したと言うからどこか内臓器官の疾患だったのだろう。
マイ桶氏は私より3つ年上。歳をとってあちこちいろいろガタが出てきたと嘆いていたが、人ごとではない。私も、いつどうなるかわからない。いつまでも若いつもりでいても体は正直だ。気がついたら体が言うことを聞かなくなっていた、なんてことは十分あり得る。
そういえば、この前の定期診察の時に医者から市の健康診断を受けるよう勧められた。糖尿病の人は、そうでない人に比べて癌になりやすいから健康診断を受けて早期発見を心がけなさい、だと。そうかあ、周りの人に気を遣わせるのは本意じゃないから、10月に入れてある医療センターの胸部レントゲンの予約に胃カメラと大腸癌検査も追加してもらおうか。

【タイムラプス】8月3日(木)6:10〜8:09の伊豆長岡の空。29秒。

【歩数】3,179歩。