いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

行く春や親を待つ子の窓の顔

写真は、韮山図書館。
子どもたちがおやつの時間などに読む絵本の中に図書館のシールが貼られているのがあって、それらの本は図書館からの寄贈だとばかり思っていたら、図書館から毎月まとめて借りてくるのだという。それで今日、同僚の車に乗って韮山図書館へ行って先月借りた本を返し、替わりに今月分の本を新たに借りて職場に戻る。
借りる本は図書館の人があらかじめ選んでくれていて、児童教室ごとに箱に仕分けされている。私の勤める教室は、これまで小学校に隣接された図書館から借りていたが、その図書館がこの3月で閉館になり、今月から借りる場所が韮山図書館に変更になった。距離的には大仁の図書館の方が近いのだが、教育委員会の決めた割り当てはなぜか韮山の方だった。まあ別にどっちでもいいけど。
日頃の教室の様子を見ていると、子どもたちは図書館から借りた本を割りと丁寧に扱っている。うちの孫が小さかったときのように引き破ったりはしない。私はその現場を見ていないが、下の孫が生まれるときに上の孫の面倒を見に行ったカミさんが、(上の孫を)図書館に連れて行ったら棚の本をバラバラ落として破いて大変だったとぼやいていたっけ。教室の子たちは、さすがにそういう乱暴なことはしない。棚から本を選んで静かに読んでいる。
おやつの時間になると、子どもたちは書棚から本を選んできて席に座る。そしておやつの準備ができるまで静かに本を読んで待っている。おやつを食べている間は本を閉じてテーブルの下に置き、おやつを食べ終わった子から順にまた本読みの続きをやる。これは、食べ終わったからといって勝手に立ち歩かないようにするためのルールなのだが、しつけとしてはなかなかいいルールだと思っている。
いいルールなのだが、欲を言えばもう少し小学4年の子たちが読みたがるような本を揃えたい。いつまでも絵本というわけにもいくまい。小学4年にもなると多少理屈っぽくなるし知的好奇心も芽生えてくる。それを刺激するような本がもっとあってもいいような気がする。
放課後児童教室が小学4年まで受け入れるようになったのは2年前からだという。それまでは小学3年で終了ということになっていた。私が採用面接を受けたときも面接に当たった教育課長が「対象は小学1年から3年までの児童です」と言っていた(なぜあのとき4年までになったと言わなかったのだろう)。
同僚の車で図書館に向かう途中、児童教室が小学4年までに延長されたのは社会のニーズがあったからですかと同僚に訊いたら、そうだと言う。でも、女性の働く場所が増えるのは結構なことだが、子どものことを考えるとかわいそうな気もすると同僚は付け加えた。女性の社会進出と子どもの関係…、なかなか難しい問題です。

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タイムラプスは、4月21日(木)5:09〜7:01の伊豆長岡の空。
あやめ湯(18:36〜19:13)4→4人。

2.374歩。