いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

見納めや河津桜の通学路

藤沢から修善寺へ出勤。先週で月曜の授業は終わったが、特別時間割のテスト返却で今日も出勤。一人ひとりの答案用紙に拙い短歌を添えて返す。最後に一年間の感想をかいつまんで話し、お別れの挨拶とした。教室を出て行く生徒の何人かは、一年間どうもありがとうございましたと大きな声で挨拶を返してくれ、なんか胸にじんとくるものがあった。いえ、こちらこそ、ありがとうございました。おかげさまで楽しく授業ができました。

修善寺から歩いて帰る途中、大仁の裏路地に入ったら私の前で軽トラックが停まった。運転席から降りてきたのが、なんと木材屋の会長さん。反射的に、「あれ、お父さん」と声が出た。

会長さんは、最初きょとんとしていたが、いつぞやお世話になった立花の◯◯ですと告げたら、すぐに思い出してくれた。「今日はお仕事ですか?」と訊くと、手に持った桐のまな板をぽんと叩いて、「これをここの家(軽トラを停めた家)の人に頼まれて届けに来ただよ、あんたは何してる、もうこっちに永住してるだか」と言う。「いずれ永住しようとは思っているけれど、土日に孫の世話があったりして、今は神奈川と伊豆を行ったり来たりしてます。伊豆っていいですね、どんどん好きになっていきます。暮らす人もいいし…」。会長さんは、にっと含み笑いして「それはどうだかな」。

推定85歳前後と思われる(あやめ湯の人は誰も正確な年齢を知らない)会長さんは、作業衣の前掛けをして未だにあちこち飛び回っている。全くご高齢を感じさせないパワフルなスーパー爺さんである。

去年あやめ湯でお会いしたときから私は親しみを込めて会長さんのことを「おとうさん」と呼んでいる。本人にとっては失礼千万かもしれないが、私にとって会長さんは、そう呼びたくなるような心温かい人なのである。

あやめ湯(17:44〜18:39)3→4人。ちょうど湯から上がろうとしたところへ米朝氏がやってきた。それで上がるのを少し延ばして、この前一緒になったお孫さんの話の続きを聞く。

今日のタイムラプスは、16:34〜17:30の富士山。電柱右側の山の窪みの向こうに南アルプスが見えるのだが、これだとよく分からないね。

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写真は、通学路の坂道に咲く河津桜。他の枝はまだ蕾なのに、この枝だけまとまって咲いている。本場の河津では明後日10日から桜祭りが始まるという。賑やかにならないうちに、ちょっと出かけてみるか。(あ)

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13,624歩。