いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

一国の主となりて新年会

毎年恒例の新年会。メンバーは横浜で最初に勤めた職場の同僚(私も含めて7人)。もともとはメンバーの中心的存在のお宅が平塚にあって、そこに同僚のファミリーが集まってどんちゃん騒いでいたのだったが、実のお母さんの介護が忙しくなってからは、皆さん遠慮して平塚のお宅にお邪魔しないようになっていた。それで3、4年前からファミリーなしで横浜の店に集まるようにしていたが、今年は横須賀に住むメンバーのお宅でやることになり、伊豆の手土産を持ってのこのこ出かけて行った。
横須賀のその人は、来年3月で退職を迎えると言っていた。平塚に集まっていた頃に奥さんの運転で二人のお嬢さんを連れてきていたが、そのお嬢さんたちも高校3年と1年になったという。前に会ったときは小学校に上がるか上がらないかくらいの頃だったけど、そうか、もうそうなるんだね。月並みな言い方だけど、時の経つのは本当に早い。還暦を超えてからはとみにそう感じる。こんな調子であっという間に70歳80歳になってしまうんだろうな。
年に一度の集まりで最初に話題になるのはやはり病気のこと。今年は飛蚊症になって目の手術をしたという人、学校警備の仕事中に脳出血を起こして簡単な操作が分からなくなってしまったという人の報告があった。これだけの年になれば病気の一つや二つ抱えて当たり前と落ち着いたところで話題は35年前にタイムスリップしていく。
これまでに幾度となく繰り返してきた思い出話をまた繰り返すが、今年は新年会に参加するのは初めてという人もいて、また一段と盛り上がりを見せた。思い出話というのは何回話しても色褪せないものです。
私の新採用の職場でもあり、今日集まったメンバーには本当に刺激を受けた。当時は職員会議が毎週のようにあり、そこでいろんな議論が交わされた。会議の後は夕闇の街へ繰り出し、安い居酒屋に上がりこんでさらに議論を戦わせた。みんなみんな学校のことを真剣に思っていた。こんな学校にするんだという気概があった。熱気があった。
私が今こうしてあるのはそのときの経験があったからに他ならない。私の原点である。今年もまた新年会でそのことを思い起こし、よし、もう一年と心を奮い立たせるのである。
写真は、富士山にかかった笠雲。昨日昼に伊豆長岡駅に向かう途中の坂で撮った。「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」という言い伝えがあるそうだが、この日の午後も翌日(つまり今日)も雨は降らなかった。それにしても富士山の雪の少なさは何としたことか。とても一月とは思えない。(あ)

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5,890歩。