いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

文豪の愛でし紅葉や河鹿の湯

昨日iPhoneを充電しようとしてライトニングケーブルを職場に忘れてきたことに気づいた。忘れて改めてiPhoneへの依存度の高さを知った。通話したりメールしたりする本来の使い方の他に、写真を撮る、ブログを書く、歩数をチェックする、辞書を引くなど、すべてiPhoneを使ってやっていて、今やiPhoneなしでは日常に支障をきたす具合になっている。

今日は修善寺の温泉場の紅葉を楽しむつもりでいたが、でもまあ職場にケーブルを取りに行ったその足で温泉場に向かえばいいや、バイクで行くとしてまずは雨が上がるのを待つとしよう。そう思いながら今週の洗濯物を洗濯機に放り込んでいたら、同じ科の人から電話があった。昨日の先生のテストに欠席した子に(担任としては)追試を受けさせたいけれど、先生はもう来週まで学校に来ませんよねと言う。いえ実は昨日忘れ物をしたので雨が止むのを待って取りに行こうと思っていたところです、追試についてはお手数ですが私の引き出しの中から予備の問題用紙を出してその子にやらせておいてくれませんか。

この時点でiPhoneのバッテリー残量が30%を切っていた。バッテリーを持たすために電源を切っておこうとも思ったが、いやあ切らなくてよかった。

予報通り正午前に雨が上がり、バイクで職場に向かう。職場に着いたのがちょうど正午で、私に電話をくれた人は職員室にはいなかった。たぶん追試の監督をしてくれているのだろうと読んで、忘れ物を取りに教材研究室の鍵を開けた。ところが、あるはずと信じて疑わなかったコンセントにはケーブルは差し込まれてなかった。

そんな馬鹿な。ということは昨日はしっかりバッグに仕舞っていたんだ。バッグの中をよく確かめもせずに早とちりしてしまった。どのみち追試の採点で来なくてはいけなくなったから無駄足にはならなかったけど、それにしてもアホだねえ。家に戻ってバッグの中を見直したら、あった、ありましたよ。いつもと違うポケットの中に沈んでいました。まったく、やれやれである。

バッテリー残量を60%まで回復させて午後3時過ぎに家を出る。修善寺の温泉場の紅葉を楽しめるのは今週あたりが最後かもしれないと思いつつ、でも久々に湯ヶ島温泉の河鹿の湯もいいなと思い直して修善寺を素通りした。家から河鹿の湯までバイクで40分。やや遠いが、ここも私の大好きな共同湯である。目の前を流れる狩野川の渓流とメッシュに色づいた紅葉を眺めながら源泉掛け流しに浸かる至福。これをわずか250円で味わえるのだからたまりませんねえ。極楽、極楽。(あ)

f:id:jijiro:20151203155315j:plain

風呂場の窓を開けると、

f:id:jijiro:20151203162146j:plain

湯舟には源泉掛け流しの湯が溢れ、

f:id:jijiro:20151203162211j:plain

河鹿の湯の隣が川端康成が『伊豆の踊子』を執筆したという湯本館(奥の白壁)で、

f:id:jijiro:20151203155644j:plain

これは湯本館近くの色づいた雑木林で、修善寺の紅葉に引けを取らない。

f:id:jijiro:20151203155540j:plain

672歩。えっ、こんだけしか歩いてなかったっけ。