いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

甘夏のお前いつまで垂れ下がる

走るのが大好きな呑み友と、これまた走るのが大好きな呑み友の同僚が、伊豆のぼろ家を訪ねてくれた。

呑み友の同僚と私は2年前の三浦マラソンで知り合った。呑み友が私を、ランナーとしてではなく、ただ呑むためだけの応援人としてその同僚に紹介してくれた。それで、今年の三浦マラソンを走った後の反省会で、伊豆のぼろ家を冷やかしがてら狩野川の土手を走ってみたいねという話になり、今回の訪れとなった。

二人が16:04に伊豆長岡駅に着くとの知らせを受けて、それまでに晩飯の買い出しを済ましておくことにした。野菜類はすべて大仁のまごころ市場で調達する、つもりだったが、ゴボウ、大葉、ミョウガがない。市場の人に訊いたらまだ出回ってないとのこと。おかしいな、スーパーには並んでいるのにと思ったが、ないものは仕方がない。ゴボウは今回諦めて、大葉、ミョウガをスーパーで買って帰ろうとしたらこっちはミョウガが売り切れ。手に入れたのは結局大葉だけだった。

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伊豆長岡駅で二人を出迎える。そのままタクシーでサンバレー伊豆長岡へ向かうつもりでいたら、土手を歩いていこうと言う。そう言ったのは呑み友の同僚。一日2万歩も歩くんだって。へええ。

露天風呂を楽しんだ後は、これまた歩いてスーパーで伊豆の国ビールを買う。スーパーから家までは当然タクシーでしょう、ビールも荷物だしと思ってタクシー乗り場を見たらタクシーがいない。そこでまたまた2万歩氏が歩きましょうと提案。ダンボール箱を抱えて歩き出す。一体どれだけ歩くのが好きなんだ。凄すぎる。

サンバレー伊豆長岡「夢殿」(16:40)多数。16,085歩。

写真は、囲炉裏を囲んでの愉快な宴。メインは定番のせんべい汁。今回は鉄鍋をコンロにかけ、囲炉裏は石焼き専用とした。大谷石で焼かれているのはウインナーと砂肝。この後、スルメイカの丸焼きが加わるが、腸(はらわた)を取らずにそのまま焼いたら、これが何とも絶妙な味加減で、また一段と酒が進んだことだった。ちなみに、甘夏の実をくり抜いた器に入っているのはアジのなめろう。味噌は津軽みそと伊豆みそを混ぜ合わせた。こいつを甘夏のしぼり汁を垂らした酢に付けて食べる。甘みの増した甘夏の採れる今しか味わえない一品。一人のときはこんなの作らないもんね。呑み仲間がいるときにしか作らない。仲間が旨い旨いと摘まんでくれるからお世辞でも嬉しくなる。作りがいがある。本当は普通の味なんだろうけれど、仲間とわいわい呑るから旨く感じるということはあるよな。(あ)

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