いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

歩く楽しみ

4月から修善寺に勤めることになって、一つ困ったことが起こった。それは、通勤の行き帰りに歩く楽しみがなくなるということだ。

歩く楽しみという点では、三島の街はとても魅力的な街だった。歩いていて楽しかった。三島は至る所に湧き水が流れ、幾筋ものせせらぎが人々の心を潤していた。凍てつく朝に川霧が立ち込め、その中で数羽の鴨がゆったり浮かぶ姿は、あたかも露天風呂に浸かっているようで微笑ましかった。またある時は、宝石のようなカワセミが枯れ枝から川面に突進する瞬間を目の前で見ることができた。毎日同じ道を歩いていても、今日はどんな風景に出会えるかとわくわくした。

さて、所変わって4月からは修善寺。朝は富士山に背を向けての出勤となる。加えて駅から職場までは一本道。その道以外に歩きようがない。あえて歩く楽しみを求めるとすれば、温泉場を歩くしかない。

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温泉場までは駅からバスが通っているが、バスを使うなんてもったいない。当然歩く。案内によると歩いて28分(2km)。温泉場とて、さほど広いわけではないから、歩く道も限られるだろう。限られてもいいが、三島のように、同じ道でも違う何かに出会えそうなわくわく感があるといいんだがなあ。こればっかりは何ともいえない。まずは実際に歩いてみることだ。歩くところから新しい楽しみを見つけよう。修善寺温泉は三島よりはだいぶ山あいになるから、四季折々の彩りを楽しむことはできそうだ。もちろん、いで湯巡りもね。

徒歩5,977歩。自転車51kcal。

写真は、修善寺駅周辺案内図。南半球の国の地図のように南が上になっている。案内図の掲示されてある方角が南になっているから、今立っている所から見たのと同じ図になる。山頂によくある、正面に見えるあの山は何々山とかいう案内図のような感じですか。でも、地図の上=北というイメージが強いから、そういう目で見るとどうしても違和感を感じてしまう。春霞下田は上だ見紛うな(あ)

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