いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

あやめ湯の男の子

三島へ出勤。午前中の仕事を終え、そのまま職場のパソコンを使って問題作りをするつもりだった。しかし、学食でカレーライスを食べていたら気が変わった。問題の全体の構想はまとまっているが、パソコンへの打ち込みはまだ何もやっていない。一から作り始めることになる。一旦パソコンの前に座ったら、おそらく夕方まで一台を独占してしまうことになろう。三台あるパソコンのうちの一台を4時間も占領するのは気が引ける。よしんば4時間使えたとしても、時間内にはまず仕上がらない。どうせ仕上がらないのならば、いらぬ方向に思考を持って行かれるよりは、自宅で気兼ねなく作った方がいい。そう思って自宅で作ることにした。

自宅で作り始めたはいいが、いきなり第一問でつまずいた。構想はまとまっていたはずなのに、問題を打ち込み始めたら、どうも今ひとつしっくりこない。それで改めて考え直した。考え直したやつを打ち込んで、ひとまず保存。今日はここまで。どうせ今日のうちにできやしないんだし、残りは連休に藤沢に戻って片づけることにして、とっとと風呂じゃ風呂じゃ。

あやめ湯へ行ったら、男の子が浴槽のお湯をレジ袋に汲んで遊んでいた。小学校へまだ上がる前の年格好だろうか。うちの孫にほど近い年齢と見た。が、この子の親らしい人が周りに見当たらない。あやめ湯は割と熱めのかけ流し温泉だが、この男の子は熱くても平気のようで、勝手に一人で遊んでいる。私からやや遅れて年配の人が風呂場に入ってきた。するとその子は「じいじ」と年配の人を呼んだ。どうやら孫を先に風呂へ行かせて、自分は後からやってきたということのようだ。周りの人は、おじいちゃんがいなくても、独りでできるじゃ〜、挨拶もきちんとでけるし、偉いのう、と褒めそやす。この伊豆長岡には、地域の人がみんなで子どもたちを見守る文化が、まだ根強く残っているんだなあ。体も心もほっこり温まるあやめ湯であった。徒歩8,427歩。自転車254kcal。

写真は、夕方5時の富士山。あやめ湯へ行く途中で撮った。雪化粧が裾野まで伸びてすっかり冬の装いとなった。筋雲や富士の裾野を掃き残す(あ)

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