いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

去年の鮎小屋がなくなった

朝8時、プラごみを捨てた後、自転車で狩野川の土手を大仁橋まで走った。先週24日に狩野川の鮎釣りが解禁になったことは知っていたが、昨年のちょうど今頃、鮎釣りをするにはその道具一式揃えるのに100万円はかかると言われて以来、すっかり気持ちが萎えてしまっていた。やる気が萎えた鮎釣りだが、去年、城山を正面に見上げる土手に掛かっていた鮎小屋のことが気になって、それで小屋のあったところまで行ってみた。あのときは、鮎釣りを始めたかったらまずは奥さんを説得することだな、と酔っ払いのおじさんがアドバイスしてくれたっけ。8月になったら滅法釣れるようになるから、奥さんを説得できたらもう一度来な、そうしたら釣り方を教えてやるよ、と言ってくれたりもした。そのおじさん、どうしているかなあ、相変わらず飲んでいるかなあ、ツマミでも差し入れしてやろうかなどと思いながら行ったのだったが、その小屋は今年は掛かっていなかった。畳3畳間ほどの小屋だったが、どうした加減か、今年は去年あった場所から消えていた。小屋主の身に何かあったのだろうか。年恰好は70歳代くらいの歯のない人だったが、矍鑠(かくしゃく)としてまだまだ元気な様子だった。あるいは、昔はそれこそ季節になれば土手の至るところに掛けられていた鮎小屋も、漁協の方針で撤去に追い込まれ、たまたま去年あった小屋が唯一残っていた最後の小屋だったのかもしれない。事の真相は分からないが、今やその全てが姿を消したと知れば、あれはあれで風情があってよかったのになあと残念に思う。

朝食を大仁のガストで摂り、9時になるのを待って図書館へ行く。そこで『徒然草』を5段ほど筆写。席を二つ隔てたところに大学受験生らしい女性が座って、ずっとスマホをいじっている。まあ、周りの迷惑にならないから別にいいんだけど、こういう人は大学に入っても講義中に同じようなことをするんだろうな。かと思えば、仕切りを隔てた背中の席からは、ノートパソコンのキーボードを叩く音がカタカタ聞こえてきて、これがかなり耳障り。いるよね、仇を討つ勢いでキーボードをバッチンバッチン叩く人。特に漢字変換を確定するときのエンターキーは、何でそこだけ力むかねと思われるくらい強く叩く。いっそのこと、キーボードもタッチパネルにしてしまいましょうか。そうすれば音も出なくて迷惑になりません。
今日の長岡南浴場の湯は温度がいつもより低いような気がした。それで、ちょうど温度を測りにきた施設の人に訊いたら、夏場は気温に合わせて温度調節をしているのだそうだ。一昨日入った熱めの湯の温度は46℃だったのに、今日は43℃だって。43℃の湯を温く感じてしまうくらい、肌が熱めの湯を好むようになってしまった。2,498歩。
写真は庭の紫陽花。今年も色づき始めました。亡き母の紫陽花色のワンピース(あ)
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