いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

蛙の鳴き声

秦野へ出勤。雨で自転車が使えず、徒歩で田京駅に出る。駅への近道は雨でぬかるんでいる懸念があったが、舗装道路を遠回りするだけの時間的余裕がなかったので強行突破に踏み切った。そうしたら、土を落ち葉が覆い隠していて、靴が全く泥だらけになることもなく降りることができた。
晴れた朝は自転車で伊豆長岡駅へ出て5:42発の電車に乗る。駅まで自転車で10分だから、家をギリギリ5:30に出れば間に合う。これが雨だと、田京駅5:39発に乗るためには5:20には家を出ていないといけない。たかだか10分の差だが、朝の時間を10分早めるのは意外ときつい。トーストを焼いて、珈琲を淹れて、食器を片付けて、という時間がなくなる。だから、雨の朝は、駅の売店で買ったサンドイッチを職場に着いてから摘むことになる。
帰り、田京駅に降りたら雨が止んでいた。寺院脇の急坂を通るとき、先日タケノコをいただいた竹藪に目をやったら、2mほどに伸びたタケノコ(竹の若者?)が、焦げ茶色の皮を覆ったまま横倒しになっていた。明らかに誰かがそうしたものと思われるが、なんでそうしたのか、それがどうもよく分からない。タケノコは漢字で「筍」と書く。「竹」と「旬」の組み合わせ。つまり、竹に成長する前の旬の間(10日間)がタケノコというわけだ。2mともなれば、これはもうタケノコとは言わない。これを横倒しにした人はタケノコとして食そうとしたのだろうか。食そうとして掘ってみたものの、どうにも遥かに旬を過ぎていると気がつき、そこへそのまま放っておいた、そんな感じだろうか。
庭は、鶯の声に混ざって蛙の鳴き声も聞こえるようになってきた。泣き声の源を探したら、いた、いました、椿の葉の上にちょこんと乗っていました。ニホンアマガエルです。なんともおマヌケな、愛嬌たっぷりな姿をパシャッ。今度は別な箇所から、どことなくくぐもったような鳴き声が聞こえてきた。こちらは、家の外に取り付けた電気のコンセントが雨に濡れないように打ち付けてある木箱の中にいた。それで、壊れたスピーカーから聞こえてくるような声だったんだ。それにしても、わざわざそんなところに忍び込まなくてもよさそうなものを。感電したって知らないよ。おマヌケだねえ。13,555歩。雨蛙お前は歌が下手だなあ(あ)
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