イギリス村からミニSLに乗ってカナダ村へ向かう。片道切符大人400円、小人200円。カミさん、これにも高いとぼやき。ミニSLを降りた正面にトランポリンがあった。5分で200円。孫二人は順番を待つ列にピタリと並び、地蔵のように動かない。その微動だにしない孫を見て、カミさんもようやく覚悟を決めた。まあ、どこへ行ってもお金を取るのね。お札がパラパラ飛んで行くわ。網の中に入った孫二人は、跳ねて飛んで弾かれて、バレーのアタック、サッカーのヘディング、バランス崩して顔から落ちても、スマイル、スマイル、イルカのショーのイルカのように飛び跳ねる。とうとう5分間跳ね通した。網から出てきた二人は頬を紅潮させながら、楽しかった、すごく楽しかったと、興奮気味に感想を漏らす。そして、もう一度やりたいとねだる。えっ、5分ジャンプし通しでまたやるの? 疲れというものを知らないのか、休むということを知らないのか。結局、二人はまたまた網の中へ入って行った。
何かに夢中になれるっていいね。子どものころは、誰でも夢中になれるものを持っていたように思う。本当に疲れということを知らなかった。私も今月4日に61年目の人生をスタートさせたばかり。あとどれくらいの星霜を重ねられるか分からないが、その日が来るまで夢中になる心をずっと持ち続けたいと思う。3,662歩。花吹雪夢中になれる心もて(あ)