【今日の一枚】公民館の事務室。
今日の午後、自治会の会計帳簿整理をここでやった。本当は夏休み中に集中的にやろうとしていたが、孫の世話などで時間が取れず今日に延びた。
過去に自治会の役員を経験された方で、公民館近くにお住まいの方が、エクセルのマクロを組んで会計帳簿ファイルをこしらえてくれた。それが事務室のノートパソコンに入っている。今日はそれを使っての会計帳簿整理です。
このファイルは力作で、予め用意されたコード番号を入力するだけで、費目や摘要などの文字入力をしなくて済む。また、同時に費目別に会計処理をしてくれる。
3月当初、会計事務引き継ぎの時に一度ご本人から説明を受けていたが、今日実際に使ってみて、その使い勝手の良さに驚いた。これを作るだけでもエクセルに関する知識はもちろん、相当な労力が必要だったことは想像に難くない。自治会会計に特化したこのファイルがあるかぎり、どんなに厄介な会計処理もたちどころにできてしまうような気がした。
人には得手不得手があって、生まれてこのかたお金の計算などしたことがない私が、最も不得手とする会計をやってるんだから、人生どう転ぶか判らない。これで一年もやれば一端(いっぱし)の会計経験者と見られるようになるのだろうが、優秀なソフトがあるからなんとかど素人の私でもやっていけるのであって、次はもうやりたくないというのが本音である。
今日は午後7時から定例の自治会役員会があり、区長、副区長、会計(私)の三役と、各組長(8人)が寄り集まったが、今の役職をやりたいと思ってやっている人は誰もいないというのが実態だろうと思う。誰かがやらなくてはいけないからやっている、輪番で回ってきたからやっているというのがほとんどで、できれば、自分の自由な時間を大切にしたいと思っているのではないか。かくいう私がそうである。
でも、それだと地域が回らないことも事実で、自分の自由な時間を大切にするのを優先する人ばかりだったら自治体は成り立たない。互いに自分のやりたいことができる社会がもしあるとすれば、それはそれで理想的かもしれないが、そういう桃源郷は、どこを探してもまずないと言っていい。
人は、100人いれば100通りの生き方があるが、100通りの生き方を実現させるためには「お互い様」の心得が大事になってくる。
毎年のことだが、自治会の役職が回ってきて、それを受け入れるのは「お互い様」の文化があるからだ。仕事の都合でどうしても会合に参加できなかったら、いいよいいよ今度私がそういうことになったらその時はこっちから頼むからと言えるのは「お互い様」だからだ。助け合うというのはそういうことだと思う。
自分の損得だけでものを考えると人間関係はギクシャクする。そうではなくて、「お互い様」なんだからと助け合うところに居心地の良さが生まれるのだと思う。
【書】「火車」かしゃ(No.444)
「①火攻めに使う車。②汽車。③《仏》猛火につつまれている車。罪人をのせて地獄に運ぶ。また、罪人を火で苦しめるのに使う」(『旺文社漢字典』第2版)
「火」の甲骨文は、ほとんど「山」と同形。
最初に塗った赤より、もう少し鮮やかな赤がいいかと思って、そっちの色に塗り替えようとした。それで、輪郭を形作ってそこへ同色の赤を落とし込もうとしたが上手くいかない。で、輪郭だけ残った。
上手くいかない原因が判らなかったが、偶然できた図案も悪くないと思って、そのまま残すことにした。
【温泉】一二三荘。
【タイムラプス】9月5日(土)6:11〜8:49の伊豆長岡の空。39秒。
https://twitter.com/aisakajiro/status/1302379910338469888?s=21