いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

子らの実の稔るやトキワヤマボウシ(あ)

仕事の帰りにいつもの床屋で散髪。
店に入ったら葉加瀬太郎似の息子さんがソファで雑誌を読んでいた。
バーバーチェアに座り、この前の御神木が燃えたことを話題にしたら、御神木の中が空洞で煙突状態になり消火活動が難航した、と、その時の消防員さんが散髪に来て言っていましたよ、と教えてくれた。なるほど、煙突の中が燃えていたから、それで外から水をかけられなかったわけですね。
……顔を剃ってもらっていたら、いつの間にか眠っていた。疲れが溜まっているのかな。
支払いを済ませて外へ出たら、庭でお母さんが花に水をやっていた。声をかけたら、水を止めてわざわざ近寄って挨拶を返してくれた。こういうお付き合いは大事にしたいですね。

【写真】トキワヤマボウシの実。

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サクランボくらいの大きさで、表面はツブツブ。校舎前のロータリー脇に植えて生垣にしている。この下に花壇があり、特支学級の子たちが作業の時間に水遣りをする場所の一つになっている。
うちの庭にはヤマボウシを植えてある。ヤマボウシもこれと同じような実が生る(はず)。しかし、うちのヤマボウシは未だ花も咲かなければ実も生らず。いずれ実が生ることを心待ちにしているが、今のところその気配は全くない。
トキワヤマボウシヤマボウシの違いは、「トキワ」つまり「常緑」かどうかの違い。トキワヤマボウシは葉をつけたまま冬を越すらしいが、ヤマボウシの方は一丁前に葉が落ちて裸木になる。
ところが、この二つにはもっと大きな違いがあって、それはトキワヤマボウシがせいぜい3mの丈で伸びが止まるのに対して、ヤマボウシの方は2階の屋根を越えてしまうくらいに枝がどんどん伸びることである。
ヤマボウシは今の家を斡旋してくれた不動産屋さんから成約記念としていただいた。いただける苗木の組み合わせが3種類あって、私はそのうちの、プラム、ブルーベリー、ヤマボウシの組み合わせを選んだ。全て実の生る果樹である。
実が生るという、それだけにつられて選んだ組み合わせだったが、その時はヤマボウシがどれだけの大きさに成長する木なのかなんて考えていなかった。6月、花が咲く頃に田京の図書館で見たヤマボウシに、将来の我が庭のヤマボウシの姿を重ね、これはいかん、こんなに大きくなるんでは庭に植えておけない、家の日照を奪われる、いずれ切り倒す日が来るかと、ヤマボウシを選んだことを悔いたりした。
ああ、トキワヤマボウシだったらよかったのにと思いつつ、でもヤマボウシを植えちまったんだから、それと付き合っていくしかあるまい。お隣さんに迷惑がかからないように伸びる枝を剪定をしながら、花が咲き実が生る日を気長に待つとしましょう。

水墨画】山間の村(No.71)

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中央の茅葺き屋根の民家から描いた。面相筆で描いたので、輪郭が周囲に比べてやけにツンツン目立つ格好になってしまった。茅葺き屋根はこの絵のポイントとはいえ、そこだけ浮いてしまって失敗。
後ろに迫る山は、昨日の反省を踏まえ、最初に水を引いてから淡墨を入れた。手前の杉の形をもう少し濃く描いてもよかったか。

【温泉】一二三荘。

【タイムラプス】10月12日(木)5:45〜7:52の伊豆長岡の空。31秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10214464843077050/

【歩数】4,263歩。