いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

「2048」というゲーム

藤沢から秦野へ勤務。ちょうど定期検診が出勤日と重なった。検診の順番を待つ間、先日の旅行中に呑兵衛仲間が教えてくれた「2048」というゲームをやる。マス目に出てくる「2」の数字を、上下か左右に二つ並べ、指タッチで弾いて倍の「4」にする。以下、8、16、32…と作り、最後に「2048」を作ればゴール、というゲーム。これ、高校生の間でずいぶんはやっているそうだ。やってみて、ハマった。「ぷよぷよ」も一頃ハマったことがあったが、「2048」はそれを上回る面白さだ。私がダウンロードしたバージョンには、初心用の「256」や、最難関の「4096」というのもあったが、「2048」を一度も出したことがないのに「4096」なんてとんでもない。やると何度か一歩手前の「1024」までは行くのだが、どうしても「2048」に到達しない。悔しい、あともう少しなのになあ、よし、今度こそと思わせるあたりがこのゲームにハマる原因か。順番を待つ隣の人が、一心不乱に指を動かしているiPadの画面を覗き込んで、「真剣な顔をしていらっしゃるから、大事な情報処理の作業かと思いました」だって。ええ、大事なボケ防止対策です。
秦野から伊豆へ向かう電車は、東海道線駿豆線も混んでいた。盆休みということもあって、大きな荷物を持った家族連れが多い。夕方、修善寺のホームセンターに買い物に行った帰り、高台に建っている大仁ホテルを見上げると、かなりの客室に明かりが灯っていた。電車で見かけた家族連れも、その明かりの中にくつろいでいるのかもしれない。良質の温泉に浸かって、富士山と城山と狩野川を眺め、夕飯は新鮮な鮎の塩焼きでも食べるのかな。5,975歩。
写真は、大仁にある「一二三(ひふみ)荘」。旧下田街道に面していて、修善寺の行き帰りはこの踏切を渡る。一二三荘は鮎釣り客の定宿として知られる温泉旅館である。伊豆の暮らしを始めた頃、一度だけ電車で出かけたことがある。浴槽の目と鼻の先を駿豆線がカーブして走っていて、電車が通るたびに振動で揺れるのが印象的だった。「一二三」って、縦書きすると字の区切りが分からなくなるが、この看板の字体はうまく工夫して書いてある。中の4本の線は鮎が川を泳いでいる風にも見えなくもない。こういう字は、そうざらに書けるものではない。焼酎の氷砕いてひいふうみい(あ)
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