いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

木蓮や旧東海道の蔵白く

明日が引越日だというのに、梱包がまだ終わらない。

私のガラクタもさることながら、息子二人が残していったガラクタも相当なものである。パソコン、プリンター、シュレッダーなどなど、こんなもの伊豆へ持っていっても絶対使わないよなと思えるものまで梱包する。引越は大変だよ、と先月の平塚「海楽人」の呑み会で言われた時は、まあ大変は大変だろうが、なんとかなるべえと安易に考えていた。しかし、引越を明日に控えて、やっぱり引越は大変だわ、というのが実感である。

特に私の場合、仕事を伊豆に持ち、藤沢と伊豆を行ったり来たりしながらの引越準備なので、遅々として捗らない。その合間に確定申告を済ませ、抵当権抹消の手続きをし、管理人に退去届を出し、電気、ガス、水道、電話、ケーブルテレビ解約の連絡をするという具合で、昨日の金曜なんぞは歯医者に行くのをすっかり忘れ、どうしましたか?と連絡をもらう有様である。

加えて来週は、21日(火)が9時半から午後6時半までの9時間勤務(1時間中抜けしていいと言うが中抜けできるわけがない)、22日(水)が市の健康保健課の講演・紙芝居(やんちゃ君をおとなしくさせる仕事)、23日(木)が館外活動でピクニック引率と立て続けにイベントがある。それにサッカーW杯予選のUAE戦を深夜に見なくちゃならない(これはおまけ)。

そんな状態でもなお淡彩画を描くのをやめないのだから、我ながら呆れる。一体いつ体を休めるんだ、なのである。(あ)


【写真】旧東海道に残る蔵。

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自宅マンション前は藤沢バイパスが走っている。現在、交差点を立体にするための工事真っ最中。

バイパスから一本海側にあるのが旧東海道で、かつての藤沢宿と平塚宿を結ぶ。その道路沿いに、こんな立派な蔵が残っていた。ホームセンターに釘抜きを買いに行った帰りに気づいた。散歩の時にいつも見ているはずなのに、なぜか私の頭に記憶されていなかった。いよいよ住み慣れた藤沢ともお別れか、という意識が気づかせてくれたのだろうか。

蔵の入口らしき軒は傾いているが、本体は堂々として見るからに頑丈そう。空襲を免れた蔵だろうか、戦後に建てられた蔵だろうか。白壁はくたびれたところがないから築年数は割と浅いかもしれない。

家並みの奥にアースドリル機がチラと顔を出している。バイパスの工事現場だ。東京オリンピック開催の2020年までにこのバイパスの地下に高速道を走らせるという。その2020年まであと3年。引越で工事完成を見届けることはできなくなったが、3年後はきっとこの辺りの居住環境もガラッと変わっているんだろうな。


【淡彩画】磯に打ち寄せる波(No.48)

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ポイントは「崩れる波頭のすぐ下側は暗い影になるので、比較的濃い色で描く」こと。

イメージは遠くに三浦半島を望む稲村ガ崎の海岸といったところか。

砕ける波頭の感じはうまくつかめたかなと思う。右側上の海が光っているように見えるのは、水で濡れたままの状態で写真を撮ったため。それで、天井の蛍光灯の光が反射してしまった。こんな明るさを絵の具で出せ、なんて無理。


【歩数】1,715歩。