いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

サイクルスポーツセンターの思い出

先日の日曜、孫たちを日本サイクルスポーツセンターに連れて行った。そのとき、「おもしろ自転車」広場で孫を遊ばせながら、私は20年近く前のことを懐かしく思い出していた。

今から20年ほど前、私は平塚で夜間の仕事をしていた。平塚には5年間通ったが、勤めて4年目の年に、そこの教え子たちが自転車競技の全国大会に出場することになった。その全国大会の会場が、当時は修善寺サイクルスポーツセンターと呼ばれていたこの場所だった。全国大会に出場することになった詳しい経緯は分からない。たぶん体育の先生の呼びかけに興味を持った運動好きが声かけあって俄かチームを作り、平塚の競輪場で行われた選考会を突破しての全国大会出場だったか。私はチームを応援するために同行し、400mピストの観客席で声援を送ったのだった。

野球の大会があるといえば俄か野球部員となり、サッカーの試合があるといえば隠れサッカー部員になったりする。だから、どんな大会に出場するにしろ、主だったメンバーはいつも同じ顔ぶれになる。そして、自転車競技も例外ではなかった。勉強は苦手だけれど体を動かすことが何より好きという連中だった。

出場種目はイタリアンパーシュート。追い抜きレース団体戦のひとつで、1周回か2周回ごとにチームの先頭を走っていた選手がレースを離れ、最終的には各チームがひとりになってゴールインする(コトバンク)という競技。

結果は推して知るべし。俄かチームでは上位に食い込めるはずもない。でも、最後まで歯を食いしばってペダルを漕ぐ姿には、見ていてジーンと熱くこみ上げてくるものがあった。7,683歩。

写真は、ようやく稲刈りが始まった伊豆の田圃。大場の病院に行く途中、頼朝と政子が逢瀬を重ねたという韮山の蛭ヶ小島の前で撮った。稲刈りの田に重なれり恋の跡(あ)

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