いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

甘夏汁のなめろう

昼少し前から、玉砂利を敷いた箇所の屋根の修繕に取り掛かる。1時間ほどで終わると見込んでいたが、隙間をパテで埋めていく作業に手間がかかった。隙間の穴は意外に大きかった。次に雨樋の修繕。これは単純に、樋から受けた雨水を下へ流すジョイント部分の向きを変えるだけで済むと思った。で、回そうとしたが、全く動かない。トンカチで軽く叩いたら少しは動くかなと思ってやってみたが、それでも頑として緩まない。気持ち、叩く力を加えてみたら、今度はパキンと割れてしまった。オーマイガッ。ホームセンターまで行けばパーツが手に入るのだろうが、急坂を登って帰るのが億劫。そこで応急措置として、囲炉裏で焼き物をするのに使うつもりで買っておいた金網を、適当な長さに切って筒の形を作り、それを樋の穴から下の管へ強引に突っ込んだ。そして、前の作業で余ったパテで金網の筒をぐるりと固め、更に防水テープで補強する。これでしばらく様子を見ることにした。この梅雨を凌げば御の字。

昼食を摂らないまま、時計は午後3時を回っていた。少し早めだが温泉に浸かることにして自転車に跨がる。今日は伊豆長岡駅方面の千歳橋を渡って長岡南共同浴場に向かった。途中、順天堂病院の手前で、細い山道から降りてくる男女二人に出会う。夫婦だろうか。二人とも山登りの格好をしている。長岡温泉街を東西に二分する形でこんもりと脹らんだ丘は源氏山と呼ばれている。一度登って見たいと思っていた。案内には山頂広場まで10分とある。Tシャツ、ハーフパンツ、ビーサンという、山登りと真逆のスタイルだったが、急ぐ用事があるわけでもないので登ってみることにした。山頂広場では二人のお年寄りがベンチで何やら話していた。360度見晴るかす風景の広がりをイメージしていたが、実際は、景色は展望できず、鬱蒼と繁る夏木立の静けさがあるだけだった。

温泉の帰り道の住宅地に魚屋を見つけた。生きのいい地産のアジがあったので、買ってなめろうにして食った。タレは酢と庭の甘夏の搾った汁を同量合わせた。絶妙の爽やか味に一足早い夏を感じました。なめろうでさっぱりとした夏がきた(あ)

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