いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

淡紅の椿の雨の朝湯かな(あ)

【写真】庭のピンクの椿。 庭には赤、白、ピンクの椿が植わってあって、このピンクの椿がいちばん花を咲かせている。赤と白はまだ蕾。でも、いずれ咲くにしても数はこれほど多くはなく、ポツリポツリと数える程度。ピンクの椿はちょうど浴室の目隠しの役目を…

剪り残る枝の白梅濡れそぼつ(あ)

給食の時、1年の子が、昨日の日曜に一緒に遊んだ3年の子の話を聞かせてくれた。遊んだのはその子と3年の子と2年の子の3人。3人で、修善寺まで自転車で出かけた。どんな遊びをしたかは言わなかったけれど、帰りは大仁駅で解散になった。その時、3年の子が自転…

春潮や陣屋太鼓の鳴り渡る(あ)

【写真】三浦マラソンのスタートを待つ白バイ。 今年は砂浜に張るテントが、去年と比べてだいぶ増えた。 マラソンの応援に駆けつけたファミリーは、選手が走っている間、こうして波と戯れたりして選手の帰りを待つ。 またはテントで販売される地元の野菜や海…

梅が香にひらり下校の子らの声(あ)

【写真】梅と富士山。 校門を出た最初のカーブに梅が満開に咲き、真正面に富士山を仰ぐ。梅の脇で咲く出番を待っているのは桜の木。これが咲く頃には坂は桜のトンネルになる。校門を出るのが子どもたちの下校時と重なった。時間は午後4時少し前。以前は3時半…

ゆさゆさと蕾の枝を春疾風(あ)

5校時の音楽の時間、クラスに音楽の先生がやって来て卒業式歌の楽譜を配った。その楽譜の数がなんとA3版11枚。これを20日の卒業式まで練習して覚えるという。いや、いくら何でもそれは無理でしょう。と思うのだが、音楽の先生は子どもたちをぐいぐい引っ張っ…

中庭の底掻き混ぜて春嵐(あ)

大場の病院で定期検診。血圧、体重、HbA1cはほぼ前回と同じ。ただ、血糖値が食後3時間を超えている割にはやや高めと指摘される。「給食が旨くて、ついばくばく食っちゃうんですよ」と言ったら、女医さんは「そうですよねえ」と笑いながら言う。そして後から…

北窓を開くあなたに会ひたくて(あ)

今日の5、6校時に1年生の「認知症サポート講座」があった。昨年も一昨年も1年生を対象に実施されたという。WHO(世界保健機構)の定義によると、全人口に占める65歳以上の高齢者の割合が7%を超えた場合のことを「高齢化社会」と言い、日本では1970年にこの7…