いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

寄合の家路とつぷり半夏生(あ)

 今日は「半夏生」。「はんげしょう」と読む。

 今日が半夏生だとは、日めくりカレンダーで知った。手元の「歳時記」(ディジタル版)によると、夏至から数えて11日目がそれだという。また、「この頃に降る雨を『半夏雨』(はんげあめ)と言い、大雨になることが多い」とあって、まさに今日の雨の降りようは半夏雨そのものだった。

 この日は、「農家にとっては大事な節目の日で、この日までに『畑仕事を終える』『水稲の田植えを終える』目安で、この日から5日間は休みとする地方もある。この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされたりした」という。<Wikipedia>

 こうした自然現象と人間の営みが密着している「半夏生」という季語を使って、かねがね一句ものしたいと思っていた。今日はその絶好の機会。

 今でも各地に残る半夏生の風習が面白い。そのいくつかをWikipediaから拾ってみよう。

 「三重県の熊野地方や志摩地方の沿岸部などでは、ハンゲという妖怪が徘徊するとされ、この時期に農作業を行うことに対する戒めともなっている」

 「奈良県の香芝市周辺(大阪府南河内地方でも)では『はげっしょ』と言い、農家では小麦を混ぜた餅を作り黄粉をつけて食べる」

 「近畿地方の一部地域では蛸を食べる習慣があり、近畿地方各地の小売店が盛んに販売促進活動を展開している」

 「讃岐の農村ではうどんを食べる習慣があり、1980年に香川県製麺事業協同組合が7月2日を『うどんの日』に制定している」

 「群馬県の一地方では、ネギ畑に入る事を禁忌とする風習がある」

 「長野県小川村では、芋汁を食べる」

などなど、いろんな風習があるものだ。

 各地に残るこういう風習が、今なお脈々と受け継がれていることをありがたく思う。こういう風習を知るにつけ、ああ、日本人に生まれてよかったと思う。

 

【今日の一枚】マイマイガの雄?

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 ホームルーム教室のガラス窓にへばりついていた。

 触覚がウサギの耳のようで、目がくりくりして愛らしい。蛾だとは判るが、なんという名かは知らない。こうしてブログに載せるにあたってネットで検索してみたがよく判らない。ずらずら画像を見て、触覚の形、大きさ、チワワのような愛らしい顔から、マイマイガの雄と推定した。

 それで、今度は「マイマイガ」で検索したら、Wikipediaに「ドクガ科に分類されるガ(蛾)の1種である。森林害虫としてよく知られる」と出た。他のサイトには、「幼虫(毛虫)は山林の落葉樹やりんごなどの果樹のほか、街路樹や. 家庭の庭木・草花の葉に食害を与えます」とあるところをみると、どうやらこいつは人からずいぶん嫌われているようです。

 

【ディジタル画】金髪の女(No.41)

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 静岡新聞の連載小説『家康』の挿絵を見て、こういう絵を描きたいと思った。描いている人は永井秀樹さんというイラストレーター。ホームページの「紹介」によると、「1974年静岡生まれ」だという。ということは今年46歳ですか。

 今日の画は、この方の挿絵を意識して描きました。

 使ったのは「インキング」の「インカ」というブラシ。こちらのブラシの方が昨日の「スタジオペン」より荒い線が描けて力強さが出せる。私の描きたい画に一歩近づけた気分だ。

 今回は「6B(鉛筆)」を使わず、直に「インカ」で描いたので、仕上げにはさほど時間がかからなかった。これで約40分。

 

【温泉】雨につき内風呂。

 

【タイムラプス】7月1日(水)4:39〜7:00の韮山方面の雨空。35秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1278451772466491392?s=21