いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

台風の雨や瀑布の洞の中(あ)

中間テスト。

大型台風接近で、みなさんテストを持って職員室を早めに退出。私も今日やったテストをバッグに入れて帰宅した。採点のために答案用紙を家に持ち帰ったのは、長い教員生活の中で初めてである。土曜に授業があった頃もそれなりに忙しくはあったけれど、答案用紙を持ち帰るところまでは忙しくなかったと思う。やはり、今の教員は忙しすぎますよ。年寄りには無理、無理。

 

【今日の一枚】増設8畳洋間の雨戸。

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3枚ある雨戸の1枚が戸袋から出てこない。強引に引っ張り出せば出てくると思うが、雨脚が強くなったのでやめた。2枚閉めとけば大丈夫だろうとの判断。物干し竿は念のため下へ寝かせた。

今回の台風19号は「狩野川台風に匹敵する記録的な大雨となるおそれもある」(気象庁)という。それで今日の帰りの会で教頭先生が一斉放送を流した際、「狩野川台風に匹敵する……」と注意喚起したのだったが、肝心の子どもたちの大方の反応は、「狩野川台風って、なに?」というものだったらしい。

狩野川台風は、1958(昭和33)年9月27日に伊豆半島を襲い、狩野川が決壊して流域に甚大な被害をもたらした台風のことをいう。今から61年前のことだから、子どもたちが知らないのも無理はない。

私は、狩野川台風を直接経験していないが、図書館で資料を見たり、当時10歳だったという床屋のお母さんから話を聞いたりして、間接的ながら知っている。

今回の台風はそれに匹敵する記録的な大雨になるという。私の住むところは高台で、狩野川が氾濫しても直接の影響がない場所なのは幸いだが、問題は暴風。電柱が倒れるほどの暴風が吹き荒れたら、たぶん我がボロ家はひとたまりもない。中でもいちばん心配なのは屋根瓦が飛ばされること。飛ばされた瓦が、隣の家の窓ガラスを割ったり、車を傷つけたりしないかと、ただただそのことが心配。

台風の本体はまだ南の海上にあって、伊豆半島にもっとも接近するのは明日10/12(土)の夕方とのことだが、このあたりはすでに雨風が強まっていて、これでいよいよ本体が来たらどうなるんだろうと気が気でない。なんとか大過なく無事に通り過ぎてくれることを祈るばかりである。

 

【書】「徹」テツ・ならべる・とおる(No.265)

▼甲骨文

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▼金文

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音符は〓1(てつ)。〓1はもと〓2(てつ)に作り、鬲(れき=器の名。頸(くび)の部分がくびれた鼎形(かなえがた)の器)を手(又=ゆう)に持つ形で、祭りのあとの饗宴(きょうえん=宴会)のとき、鬲を並べ終わることを徹といい、「ならべる」の意味となる。鬲をとり下げることを撤という。すべて並べ終わることであるから、貫徹(つらぬきとおすこと)、徹底(底までつらぬき通ること。すみずみまでゆき渡ること)のように、「とおる、ゆきわたる」の意味に用いる。初めから終わりまで同じ考えや態度をつらぬくことを徹頭徹尾という。時間にも用いて、徹夜(一晩じゅう寝ないこと。夜明かしすること)という。<『常用字解』より>

〓1(『超漢字』画像)↓

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〓2(『超漢字』画像の支を又にした字)↓

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【タイムラプス】10月11日(金)5:08〜7:17の伊豆長岡の空。32秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2564385913619270?sfns=mo