いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

桔梗咲き重ぬる歳のいや軽く(あ)

今日は刈り残した第2グランドまでの坂の草をやっつけようと思った。私の夏休み前の勤務は今日で終わりで、今日のうちに残った部分の草を刈り終えて夏休みを迎えるつもりでいた。

そういうときに限って余計な仕事が舞い込む。余計な、と言っちゃバチが当たります。予定外、と言っておこう。いや、厳密には予定外とも言えないかな。声がかかるべくしてかかった依頼、ということになるか。

何のことかというと、賞状書きのことです。先日行われた中体連の賞状に部名(個人戦は個人名)を書く仕事が舞い込んだ。

賞状書きは、去年まで教頭先生がやっていた。その教頭先生がこの春によその学校へ異動になり、お鉢が私に回ってきた。香典の代筆をしたり、優勝カップのリボンに記名したり、その手の頼まれごとはすべて私が担当することになった。そういえば、その昔、卒業式前日に卒業証書に誤字が見つかり、代打で私が証書を書いた、なんてこともあったなあ。

賞状は全部で20枚ほど書きました。筆は事務室からもらったカートリッジ式筆ペン。優勝カップのリボン書きを頼まれて事務室に筆ペンを借りにいったら、どうせまた書くことになるだろうから持っていてくださいと言われたのだったが、そのときに言われたとおりの展開になってしまった。ああ、これからもきっとあるよね。

でも、事務室でもらった筆ペン、毛先に癖があって書きづらいんだよなあ。書き慣れた自分のを用意しとくべえか。

 

【今日の一枚】キキョウ(桔梗)。

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昇降口の挿し花。ここの花は久々の登場です。

昇降口に飾られる挿し花は、保護者の方がボランティアでやってくれている。去年は、昼休みになるとクラスの子たちと一緒に花の名を(アプリ「花しらべ」で)調べたりしていたものだが、今年はそのクラスに入っていないから、挿し花への関心も自然と薄れていた。

出勤して靴を下駄箱に仕舞うとき、あっ、桔梗だ、と気づいた。桔梗は季語で言えば朝顔と同じく秋に分類される。えっ? まだ梅雨が明けないのに、もう秋の花ですか。そういえば、あと20日もすれば立秋だものね。新しい年を迎えるのだってもう半年を切ったよ。時の流れは早いねえ。それも年とともにどんどん早くなっている。

 

【書】「周」シュウ・まわり・めぐる・あまねし(No.190)

▼甲骨文

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▼金文

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方形の盾と口とを組み合わせた形。盾の表面を十字形に区分し、その中にそれぞれ模様を彫刻している。その模様が周族の紋章(しるし)だったのであろう。口は〓1(さい)で、神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形。周族は、周族の紋章を彫刻した盾に祝詞を唱えて戦勝などを祈ったので、周は紀元前1100年ころ殷王朝に代わった王朝の名として用いられたのであろう。「あまねし」と読む〓2(しゅう)の字があり、〓2は舟であまねく巡ることを示す。周は〓2と音が同じであるために早くから通用したから、周は「あまねく、めぐる、まわり」の意味にも用いる。

〓1(手書き画像)↓

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〓2(『超漢字』画像)↓

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盾の模様の四つの点は縦長、横長、丸の三種類が刻まれてあるが、そのうちの横長を選んで書いた。なぜ横長にしたかは大した意味はない。甲骨に刻んだ古代の人も、ただの模様としてとらえただけだろう。十字形で区切った囲いがたまたま横長だったから、それに合わせて点も横長にして全体のバランスを保った。そんなところだろう。

金文は、アクション仮面がにこやかに微笑んでいるようで面白い。まあ、それをイメージして書いたのではあるが。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】7月19日(金)5:18〜7:59の伊豆長岡の空。20秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2411024015622128?s=100001436582002&sfns=mo