いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

梅雨寒や豆腐屋喇叭響かせて(あ)

【今日の一枚】ゴミ集積所から富士山方面を望む。今日は残念ながら富士山は見えない。坂を上ってくるのは豆腐販売の軽ワゴン車。プーフーという昔ながらの音色がやけに大きく響く。

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昨日今日の二日間は自治会のゴミ集積所清掃の当番だった。

市民登録をしたのは2年前だが、なぜかこれまで清掃当番は回ってこなかった。自治会に市民登録を済ませたことをしばらく報告しないでいたから、組長の申し送り事項で、私が伊豆と藤沢を行ったり来たりする人という扱いのままでいたようだ。それでは申し訳ないからと、去年の地区一斉清掃のときに組長に言って、今回から清掃当番に入れてもらった。

当番が回ってくると、木札がぶら下がった水道の蛇口ハンドルとチェックノートの入った手提げバッグ、それと清掃当番表を渡される。当番の主な仕事は、回収車がゴミを回収していった後の集積所の床をブラシでこすることと、特に連絡事項がある場合にそれをノートに書くこと。

蛇口ハンドルはブラシでこすった後の汚れを管理事務所の水道で流すために使う。ノートは、見たら平成31年4月で記事がストップしていて、特に次の当番に知らせたいことがなければ書かなくてもよいことが判ったので、何も書かずにバッグごと次の当番(隣の奥さん)に渡した。

でも、せっかくだから、何もなくても何か書いて、自分が当番に加わったことを知っておいてもらってもよかったかなと、後になって思った。

それというのも、昨日、相談室によく来る子と話をしているときに、その子のおじいちゃんが私の名を知らないことが判ったから。

おじいちゃんは私と同じ地区に長年住んでいて、自治会の主みたいな人らしい。そのおじいちゃんが綿菓子の機械を持っていて、今度地区の夏祭りで綿菓子をやろうと思うが手伝ってくれる人がいない。そこで、その子は私にやってくれないかと話を持ちかけてきたのだった。

家で夏祭りの話が出て、綿菓子をやってくれる人がいなくて困っているとおじいちゃんから言われ、それでその子は、いつも暇そうな私の顔を思い浮かべ、今度先生(私)に頼んでみる、とかなんとか言ったのかもしれない。ところがそのとき挙げた私の名をおじいちゃんは知らなかった、と、まあそんなところだろう。

私も今のところに住み始めて日が浅いから(おじいちゃんも知らなかったのだろう)と言い訳めいたことをその子に言ったが、内心はいささか寂しいものがあった。今住むところは「終の住処」と決めたところだし、できれば何かしらの形で自治会のお役に立てたらと思っている。よし、ここは一つ、綿菓子のお手伝いに名乗り出てみるか。

 

【書】「爵」シャク・さかずき(No.183)

▼甲骨文

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▼金文

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酒器である爵の形。「さかずき」をいう。[説文(せつもん)]五下に「禮器(れいき)なり」とし、上部を雀(すずめ)の形であるとしているが、古い字形をみると酒器である爵をそのまま字形化したものであることが知られる。恩賞を賜う時にこの爵を用いることが多く、公・侯などの身分を賜うときに爵で酒を賜うことが行われた。それで公・侯・伯・子・男を五等の爵といい、その身分を爵位という。爵の第一位を公爵という。<『常用字解』より>

甲骨文はまあ文字に見えるとして、金文は、これはもう文字というより絵ですね。こういうのは滲み度合い「wet」でしか書けません。古代はこれで酒を注ぎ、恩賞を賜ったのですね。三三九度とは訳が違う、重みのある一杯だったろうなあ。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】7月12日(金)4:42〜7:38の韮山方面の雨空。21秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2398991533492043?s=100001436582002&sfns=mo