いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ストーブの炎ゆらりと満ち足りて(あ)

【写真】シーズン到来の薪ストーブ。

f:id:jijiro:20181117092415j:image
水曜にカミさんが伊豆へ来て、今日の昼前に仕事場に向かった。
このところグッと冷え込んだこともあって、カミさんがいる間、薪ストーブをフル稼働させた。私一人だけの時は、基本的に六畳和室の戸を締め切って石油ヒーターで暖をとる。去年はそうした。が、今年はまだ巡回灯油販売の人に連絡を入れていない。巡回販売車は一週間に一遍、毎週金曜にやってくるが、今日もそうだったように、つい頼むのを忘れて一二三荘に出かけてしまうのだ。途中で気づくが、今年は薪がたっぷりあるからいいかと思って引き返さない。
今年買った薪はとても気に入っている。コナラやクヌギなどの広葉樹で、薪割りをするまでもない細い丸木が主だが、これが実に火持ちがいい。煙突から煙もほとんど出ない。ピザバスのご主人は、ピザを焼くのにこの薪を使っていると言っていたが、なるほどとうなずける最高レベルの薪である。

f:id:jijiro:20181117092453j:image
工具入れ用のポップアップバッグを薪運びのバケツに使っているが、これ一杯分の薪で4時間は持つ。薪置き場から薪を運んで、朝4時に焚き付け用の梅の枝にバーナーで火を付け、その上に薪を突っ込むと、家を出て職場に向かうまでずっと燃えている。

夕方は5時に焚き付けて、同じように暖をとる。薪ストーブは石油ヒーターと違って、その上でクッキングができるのがいい。それで昨夜はすき焼き鍋にした。肉はもちろん伊豆牛。
カミさんは最初から伊豆ですき焼きをするつもりでいたらしい。鍋に入れる野菜だけ持って来て、今夜はすき焼きにするから(仕事の)帰りに肉買って来て、と私に言ったものだ。
肉はスーパーでも買えるが、カミさんのお望みは伊豆牛であることは言葉の端々から察した。が、伊豆牛を買うためには職場から一旦家と反対方向へ行かなければいけないことをカミさんは知らない。いや待てよ、あいつのことだ、知っててあえて頼んだ可能性はあるな。まあ、大した距離じゃないからいいけど。
久々のすき焼きは旨かった。さすがに伊豆牛は旨いねと言ったら、そりゃそうよ、いい値段するもの、とカミさん。やはり、はなから私の財布をあてにしてやがったな。
これからは鍋料理が旨い季節。いろんな鍋を楽しみたいが、どうにも一人だと味気なくて乗り気にならない。でも、湯豆腐とか鱈ちりとかモツ煮込みとかだったら、一人でもなんとか行けるか。
鍋の他にも、ダッチオーブンという強い味方があるぞ。そうだな、久々にこいつでワイルドな男料理でも作ってみるか。
薪ストーブがあるおかげで、こんなにも気持ちが豊かになるなんて、導入を決めたときはちっとも思っていなかった。隙間風もなんのその、断熱材に包まれた快適住空間よりも、私にはこっちの方が性に合っているとつくづく思います。


【温泉】一二三荘。


【タイムラプス】11月16日(金)5:31〜7:25の伊豆長岡の空。28秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10217914599918815/