いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

塩漬けの芋しゃりしゃりと春の中(あ)

【写真】キクイモの塩漬け。

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坂の下のコンビニに頼んで田中山の「親方」にキクイモを掘ってもらった。
「親方」とは、コンビニ店長がそう呼ぶ田中山農家の人で、その日に採れた野菜を毎日畑から運んで来てくれる。コンビニに並ぶ野菜は日によって異なるが、季節に採れる旬の野菜だからどれも新鮮だし、買わずに見るだけでも、並ぶ野菜から、ああもうそういう季節になったんだなと思わせる。
スーパーに行くと、本来の夏野菜などが一年中あったりして、それはそれで便利なのだが、季節を味わえないのが玉に瑕。そこへいくとコンビニで売られる地元産の野菜は、どこか土の香りがして、野菜だけはあえてスーパーで買わないでコンビニで買ったりする。
先日水曜(3/14)、床屋へ行く前に寄ったコンビニでキクイモを頼んだ。そろそろ季節かな、と思って。キクイモは私しか買う人がいないのだろう。私が頼まないと店に並ばない。
それで昨日、入荷しましたとの連絡を受けて取りに行く。注文したときは数量を言わなかったのに、店長は「3袋でしたよね。お取り置きしておきました」と言って奥からキクイモを出して来た。確かに去年頼んだのは3袋で、店長はそれを知っていて3袋取り置いてくれたのだった。
帰り際に野菜の並んだ棚を見ると、そこにキクイモの袋が一つ残っていた。この際だからそいつも買っちゃおうかと思ったが、私一人が買い占めるのも気が引けてそのまま帰って来た。店長としては他のお客さんにもキクイモの存在を知ってほしい気持ちがあって棚においたのだろうし、それで少しでも販路が広がれば「親方」も喜ぶと思ってのことだろうから、そんなのを私が独り占めしてはいけません。
コンビニから帰ってすぐにキクイモを切って塩漬けする。カミさんの台所の邪魔にならないように、作業は和室の多目的カウンターで行う。多目的カウンターとは、元サンルームだったところの上部ガラス戸を外して横に置いたもので、ここで庭を眺めながら朝食を摂ったり、スマホをいじりながら晩酌をしたり、読書をしたり、絵を描いたりする。つまりは、家にいるときは、台所でつまみを作ったりトイレに立つ以外はいつもここにいるという、生活の中心となる場所である。
昨日は生姜がなかったので、今日買って来て細切りにし、タッパーに塩漬けしておいたキクイモに混ぜ加えた。これからはこれが晩酌のつまみにしばらく並ぶことになる。しゃりしゃりした歯ごたえ、さっぱりした塩味は、肉料理などの箸休めにぴったりだ。来週土曜には「いずぃなり会」で懐かしい顔が集うが、それまでキクイモは果たして残っているだろうか。

【温泉】水晶苑。
2週間ぶりの囲碁サロンは、建材氏と2子白番で4局打つ。結果は1勝3敗の負け越し。勝ったのは第1局だけで、それ以降はまるでダメダメ。建材氏に「今日は調子悪いね」と言われる始末で、情けないったらありゃしない。3連敗だから、これで次回はまた互先に戻る。
ラウンジを覗いたら看板氏がいたので、水を飲みながら少し話をする。看板氏の奥さんもいて、今日は鮮やかな菜の花畑のような黄色いワンピースを着ていたので、「春らしく、なかなか素敵ですね、華やぎます」と声をかけたら、「どうせ、年甲斐もなく若い格好して、と言いたいんでしょう、わかってますよ」と言いながら、「お久しぶりね」と付け足す。
こんなやり取りの輪に加えてもらうにつけ、本当に嬉しくありがたく思います。

【タイムラプス】3月17日(土)6:08〜8:34の伊豆長岡の空。36秒。

https://www.facebook.com/aisakajiro/videos/10215879792089891/

【歩数】1,400歩。