今日は地区のどんど焼き。
どんど焼きは、実はこれまで見たことがなかった。
朝早く行われることは知っていた。4年前、伊豆から藤沢に戻る朝、正月飾りとか書き初めの書き損じとかを持った親子連れと坂の途中ですれ違ったことがあった。私は坂を下り、向こうは坂を上る。当時はまだどんど焼きのことを知らなかったから、坂の上の方で何があるんだろうくらいにしか思っていなかった。
踏切を渡り、下田街道を横切り、狩野川の土手に出る。すると、向こうの河川敷に炎がはっきり見えた。それでようやく気づいた。そうか、どんど焼きだ、今日はどんど焼きの日なんだ、坂ですれ違った親子連れはどんど焼きに行ったんだ……。
それが4年前。伊豆にはこういったどんど焼きの風習がまだ残っていることを嬉しく思い、それ以来、いつか見てみようとずっと思っていた。
達磨は両目を入れて願いを叶えてくれたことへの感謝の気持を込めて「お焚き上げ」するのだという。全国には、達磨を燃やすと目が潰れると忌み嫌い、燃やさない地域もある由だが、伊豆ではどこでも達磨を燃やすようだ。
その達磨のぶら下がった櫓を見ながら、よし明日はぜひともどんど焼きを見てやろうと思ったのだったが、何時から始まるかが分からない。先日回ってきた回覧板には、どんど焼きの案内が書いてあったが、詳しい時刻まではチェックしていなかった。
まあ、目が覚めたら見に行くべくらいに思って床に入ったら、なんと目が覚めたのが7時少し前。いつもなら4時のアラームで起きるのに、今日は日曜でアラームが鳴らなかった。アラームがなくとも4時には起きられたはずだが、一週間の疲れが溜まっていたのだろうか、7時までたっぷり寝てしまった。
慌てて飛び起き、公民館の広場まで急いだが、時既に遅し。どんど焼きは終盤を迎え、炎を囲む人々は焼きたての餅を食いながら、火が消えるのを待っているふうだった。火を入れたのは6時半くらいだったのかなあ。ビデオに収めたかったのに、よりによって今日寝坊するなんて、全くしまらない話。というわけで、どんど焼きのビデオ撮りは一年お預けとなりました。
【写真】長芋入り松前漬け。
問題は、たれ。これが私の舌には甘すぎた。もともと松前漬けは、昆布とスルメをハサミで切り、千切りの人参を加え、醤油と酒で味付けをしたものだ。今回初めて袋入りのセットを買ってみたが、やはり従来の方法で作るべきだったと反省。市販のたれではダメでした。
ただ、長芋を加えたことについては、昆布だしの効いた長芋醤油漬けの応用編ということで、我ながらいいアイデアだと気に入っている。
【タイムラプス】1月8日(日)7:50〜10:26の伊豆長岡の空。38秒。
【歩数】7,599歩。