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いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

春靄に光を我も見まほしき

今日は仕事が休み。
朝食は厚切り食パン1枚と牛乳と決まっているが、今朝になって食パンを切らしているのに気づいた。それで、久々に大仁のガストにバイクを走らせてトースト&ゆで卵セット+ミニサラダのモーニング。430円。
斜め前のボックスでは、映画「男はつらいよ」のタコ社長似の人が伝票らしき書類の束を繰って、ノートパソコンのキーボードを指でつついていた。
午前10時という時間にファミレスで伝票整理をしているところから推して、個人経営の会社の社長さんと見た。経営が苦しくて、石油ストーブの灯油も買えない、それでファミレスに来て寒さをしのいでいる(そういう自分はどうなのよ)、と勝手にストーリーを作りながら時間をつぶす。
2時間ほどガストで暖を取ってから田京の図書館に向かう。
図書館で、ある本の購入をリクエスト。ある本とは、長沼毅監修『ビッグヒストリー』(税込3,996円)。あるメルマガで、この本のことを紹介していて、面白そうだと思った。で、個人で買うにはちょっとためらう値段なので、ためらわず図書館に購入をお願いした。
どれくらい待ちますか?と訊いたら、新刊ですので(2016年11月発刊)しばらくお待ち願うようになると思います。(図書館に)入ったらメールでお知らせいたします、とのこと。まあしょうがない、今すぐにでも読みたいというほどでもないから、連絡を待つとするか。
この手の連絡は、往々にして仕事中に電話がかかってきたりして迷惑千万なことが多いが、ここの図書館はメールで連絡をくれるというからありがたい。今はどこの図書館にもそういうサービスがあるのかな。
朝食を摂るのが遅かったので昼を抜いてそのまま図書館にいることにした。そして、そこで『トレバー・チェンバレン水彩画集』という本と出会うことになる。
たまたま手にした本だったが、そこに掲載された数々の水彩画の作品(もちろん写真)に衝撃を受けた。これだ! こういう絵を描きたいと思っていたんだ、その絵にやっと出会えた、そんな気がした。運命の出会い、といえば大袈裟だが、気分としてはそんな感じでしょうか。
しかし一方で、こういう絵はとても私には描けない、とも感じた。その絵を目指して描いたとて死んでも描けない。だけど、いつかは描いてみたい、描けるようになりたいと思わせてくれる、そんな絵だった。
第2章「画材と描き方」でチェンバレンは言う。
「実際に描いて水彩絵の具の使用経験を積む以外に王道はない。そして独自のやり方を見つけて独自の作風を作り上げ、他人の模写で終わってはならない。尊敬する画家がいて、彼らに刺激されながら、独自の方法を見つけるのが最上である」(P22)
そうなんだ。「経験を積む以外に王道はない」のです。描いて描いて描きまくるしか進む道はないのです。しかし、ただがむしゃらに描けばいいというのでもない。「尊敬する画家がいて、彼らに刺激されながら独自の方法を見つける」ことでなければいけない。その尊敬する画家に今日ようやく出会えた。目指せ!トレバー・チェンバレン、なのである。
チェンバレンは、別の箇所でこうも言っている。
「水彩画を描くのにリラックスすることは許されない。一日描いた後、全身クタクタにならずにいたら、自分の力を最大限発揮して作業していなかったのではと、常々感じている」(p15)
酒でも飲みながら鼻歌交じりに絵筆を動かす図を理想と思い描いていた私には、これはガツンとくる一言だった。チェンバレン様、私は水彩画を舐めていました。これからは心を入れ替えて、「全身クタクタに」なるまで精進に励む所存でございます。(あ)

【写真】本に掲載されたトレバー・チェンバレンの作品を2枚ほど。

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【タイムラプス】1月6日(金)6:49〜8:58の伊豆長岡の空。

【歩数】3,916歩。