いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

冬菊のおのが重みを持て余す

土曜の午後勤務で1時前に出勤。子どもたちは6人で、昼弁当後のDVDを見ていた。DVDは「クレヨンしんちゃん」。「クレヨンしんちゃん」は児童教室の子たちに根強い人気がある。
それでも何度も見ていると飽きが来る。ざわつき出したところでもう一人のスタッフと相談し、DVDを止めて自由遊びにした。私は3年生の女子に声をかけられ「まわり将棋」をする。「まわり将棋」という遊びがあることは児童教室に勤めるまで知らなかった。
「まわり将棋」とは、将棋の駒を用いて遊ぶ双六のような遊び。サイコロ代わりに4枚の「金将」の駒を振り、出た向きによって駒を進める、というもの。4枚の駒の振り方にはコツがあって、最初私はそれを知らなかったが、回数を重ねるうちに覚えた。上手い子は滅法上手い。
自由遊びをしている途中で迎えが二組あり、午後2時以降は子どもが、1年男女、2年女子、3年女子の4人になった。子ども4人をスタッフ2人で見る格好。
土曜の勤務は登所の子どもも少なくてアットホームな感じになる。その分気は楽だが、遊び相手をしなくてはいけないことに変わりはない。また、児童教室のルールを守らせることも変わりない。一方、子どもは普段に増してスキンシップを求めてきたりするので、その受け止め方が難しいということはある。
私に父親役を求めるのだろうか。今日の1年の男の子(この子は父親がいない)は、「先生、行くよ」と言って助走をつけて私の胸へ突進してきたものだ。何度も何度も。その度に抱え上げてやったが、抱え上げながら、こんなことでいいのだろうか、この子に近寄り過ぎていないだろうか、という思いも頭をよぎる。スタッフとしての支援は惜しまないが、父親の役目を負ってはいけないのである。そこのところの兼ね合いが難しい。
これが女の子になるともっと難しい。よく頑張ったねえらいねえと頭を撫でようものなら一発でレッドカードを食らうハメになる。文字通り、触らぬ神(髪)に祟りなし、全くもって住みづらい世の中になったねえ、なのである。
写真は、濡れ縁の下に咲いた冬菊。

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勝手に咲き出したから野菊の一種かと思い、iPhoneアプリ「花しらべ」で名前を調べた。そうしたら、名前が出てこない。どうやらデータベースに含まれていない花のようだ。さて困った。「名もない花」扱いだと花に失礼とばかり、あれこれ検索して名前を調べまくること1時間、2時間。それでも分からずにネットをうろうろしていると、写真と自作の俳句を載せているブログにたどり着いた。そこに載っていた写真がこの花にいちばん近かった。その説明に「冬菊。キク科の多年草。普通菊の遅咲きのもの。寒菊とは別」とある。
「冬菊」という呼び名があり「寒菊」という呼び名がある。さらに「残菊」「晩菊」などなど。でもこれって固有名詞じゃないよね。その時期に咲く菊の総称だろう。
野菊のことを詳しく説明しているサイトも覗いてみた(野菊の種類は約350種あるという)が、結局、この野菊の名は分からなかった。だから、今日のところは単に「冬菊」としておく。(あ)
タイムラプスは、11月12日(土)7:07〜9:54の伊豆長岡の空。
あやめ湯(17:34〜18:10)4→6人。

1,527歩。