いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

虫どもの蠢く庵夏隣る

写真は、弁当の中に潜んでいたムカデ。
昨夕食べ残したハンバーグ弁当を、今朝レンジで温めて食べようとしたらご飯の上で伸びていた。最初、ご飯の隅にいたのに気づかず、二口箸をつけて気づいた。ご臨終あそばしているから大丈夫だろうともう一口箸をつけてみたが、さすがに死骸を見ながら食べる気にはなれず、そのまま庭のコンポスト行きとなった。

f:id:jijiro:20160421075925j:plain

二日前には、トイレの壁をイエグモの小さいのが這っていた。外の水道の鉢に落ちたトカゲが這い上がれずにいたり、物干し竿でアマガエルが喉をしきりに動かしていたり、そういった虫や小動物をそちこちで見かけるようになった。いよいよ彼(か)の者どもの躍動するシーズン到来である。ゴキブリには不思議とまだお目にかかっていないが、いずれ台所をがさごそ這い回るようになるだろう。あと、ナメクジね。そのあたりが出てくれば、我が家の生きもの総出演と相成る。昨年は、イエグモがゴキブリを見事に浴びせ倒した瞬間を目撃したが、今年もそんなシーンが見られるだろうか。
flash画は、井山裕太。久々のflash画である。

f:id:jijiro:20160423100238j:plain

昨秋から砂絵に興味を持って、しばらく砂絵を描いたりしていたが、黒澤明タモリ井上陽水といったサングラスシリーズ以降は1ヶ月ほど砂絵から遠ざかっている。4月から俄然忙しくなったこともあるが、サングラスの次は女性を描いてみようと吉永小百合を選んだのがいけなかった。70歳を越えてなおその美貌の衰えない大女優を描こうとして描き始めたが、どうしても目と口元が表現できない。いくら描いても吉永小百合にならなない。
砂絵だから描けないのか。いや、たぶんそうじゃない。油絵でも水彩画でも水墨画でも、描けないものは描けない。吉永小百合だから描けないのか。それはある。例えば、特徴を捉えやすい天童よしみとか研ナオコだったら? 描けそうな気がするが描いたことがないから分からない。でも、モナリザにチャレンジしたときも感じたことだが、根本的なところで私には女性は描けないのではないか。どうもそんな気がする。畏れ多くも吉永小百合という大女優を描こうとしたばっかりに、己の底の浅さを痛感することになってしまった。だめだ、私には女性は描けない。
砂絵から少し離れて、昔慣れ親しんだflashに戻って絵を描いてみた。flash画復活の第1号として迷わず選んだのが井山裕太。一昨日4月20日に十段位を奪取し、これまで誰も成し得なかった囲碁界初の全七冠を26歳で達成した。七冠とは、本因坊棋聖・名人・王座・天元碁聖・十段の七冠。
世界最強と言われた韓国の李世石(イ・セドル)がグーグル傘下の人工知能「アルファ碁」に敗れたことは先のニュースで話題になったが、もしかしたら井山裕太なら「アルファ碁」に勝てるのではないかとの専らの評判である。七冠になったことで今後はとてつもないハードスケジュールを余儀なくされることだろうが、もし「アルファ碁」との対戦が実現できたら、囲碁ファンとしては嬉しい限りである。(あ)
タイムラプスは、4月22日(金)5:38〜7:01の伊豆長岡の空。
あやめ湯(18:35〜19:14)4→5人。

2,372歩。