いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

病持つ身にも十月来て候

今日から10月。振り返りシートのコメントにも、もう10月です、時の経つのは早いですねという旨のコメントが目立った。そのコメントの一つに、こんなのがあった。

今日は体育で体力テストがありました。反復横跳びは家で練習した甲斐があって53回を超え10点(満点)を取ることができました。(後略)

この女子生徒は私の授業のコメントは書かず、いつもその前の時間の体育のことか部活のことを書いてくる。運動が大好きなのである。この子はコメントの最後に必ず短歌を添える。今日は「着々と去年の自分を超えてゆき今の自分を超えてゆきたい」と添えてあった。それへの私の返歌は「自己ベスト目指し毎日励んでるそんな自分を褒めてやりたい」。

たわいないお粗末きわまりない駄作だけれど、五七五七七のリズムに言葉を乗せる楽しみが伝わればと思って性懲りもなく続けている。そんなことをしているうちに半年が経っていた。本当に時の経つのは早い。

窓の外に目をやると、小雨に潤う裏山の緑が飛び込んできた。この緑も間もなく黄や紅の色を装うようになるのでしょう。そして黄や紅の葉が朽ちて土に還るとき、木枯らしが吹き白い雪が舞うのでしょう。年を越し、ふきのとうが雪を割り、早蕨が山一面に芽吹く頃、私はこの地を去ることになる。来年の仕事はどうなるか分からないけれど、残り半年、せいぜい頑張って酒代ば稼ぐんでごさね(稼ぐのであります)。

8,320歩。

写真は、三島市梅名から見た富士山。昨日、下田街道に架かる歩道橋の上から撮った。この下田街道を西に100mほど入ったところに毎月通う個人病院がある。通って2年半になる。

月の最後の水曜午後に診察を受けるのだが、いつも混んでいて優に1時間は待たされる。それでも大きな病院よりは遥かに早い。大病院では半日がかりもざらだと聞く。

ここの病院は伊豆長岡順天堂大学病院で紹介された。紹介されたというか、大学病院で私を最初に診察してくれた勤務医のご自宅がここの病院だった。大きな病院だと予約を取るのが大変だし、順番も長く待たなくてはいけないから、よかったら私の病院へ来ませんかと誘われたのだった。私としても診察に半日拘束されるのは避けたかったし、個人病院を経営するお医者さんにとっても都合のいいことだろうからと誘いに乗った。

検尿し、血糖値を計りHbA1cを確認する。体重、血圧、胸部聴診、まったく正常、いいですよ、ではいつもの薬を処方しておきます、お大事に。1時間待って診察5分。まあ、こんなもんでしょう。(あ)

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