いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ブランコ公園まで散歩

朝食は、2階のウッドデッキに組み立てたテントで摂る。デザートは、昨日、修善寺サイクルスポーツセンター近くの野菜直売市場で買ってきた田中山のスイカ。韮山峠から亀石峠からまでの一帯を田中山と言い、スイカの名産地としてその名を知られている。昨夜も伊豆長岡温泉の「源氏あやめ祭」で打ち上げられた花火を見ながら孫と並んでこのスイカを食べたが、とにかく甘い。今朝も孫たちは口の周りをべとつかせながら、夏の富士山が雲間から少し顔を覗かせているのも知ったことかとがぶりついていた。

朝食を終え、せっかくだから「源氏あやめ祭」に出かけてみるかとカミさんに提案したら、けんもほろろに断られた。やることはいっぱいあるし、第一、そんな人混みはいやじゃ、というのがその理由。野菜直売のわいわい市場の行列には並ぶくせに、とは言わなかった。私としては、私と孫をイベント広場まで車で運んでくれればいいくらいの気持ちだったが、カミさんにすればそれすら億劫らしい。やむなく、いつも行くブランコ公園(孫たちはそう呼ぶ)までの散歩に切り替える。今日は、いつも歩く舗装道路ではなく、手前の空き地の雑草がきれいに刈り取られている、その空き地の脇の階段を下りて公園に向かう。階段を下りると草刈りを持った人が大勢出ていて、道端の伸びきった雑草を刈っていた。
ひとしきり公園でブランコを漕いだ後、アイスクリームを食べさせようとコンビニまで歩く。これで祭りに行ってかき氷を食べたつもりにさせようという魂胆。線路沿いの道を伊豆長岡方面に向かって歩く。上の孫は、前回伊豆に来た時に工作した自動車が大変なお気に入りで、今回もわざわざ小田原から持ってきて散歩に連れて歩いていた。しかも今回は、玩具のトンカチまで用意していて、タイヤがはずれるたひに道端に立ち止まって、トンカチで釘を打ち直していた。
コンビニからの帰り道、急坂の手前で下の孫娘がしゃがみ込んでべそをかき出す。もう歩けないと言う。しまった、歩かせ過ぎたか。上の孫は我関せずで、とっとこ先へ行ってしまう。カーブで姿が見えなくなったので、慌てて孫娘を抱きかかえて後を追う。そのまま家に着くまで姿を見なかったが、上の孫は先に家に着いていて、本物のトンカチを取り出して玩具の車の修理に専心していた。そうか、それを早くやりたかったんだね。私はといえば、もしものことがあったら大変と思って、孫娘を抱えて早足で追いかけたせいで疲れ切ってしまった。孫よ、散歩ってのは自分の足で歩くものなのだよ。6,207歩。
写真は、公園で元気にブランコを漕ぐ孫。風が気持ちいい、なんて一丁前なことを言う。涼風を前に後ろにブランコ児(あ)
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