いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

人生をおもしろがる

田京駅始発5:39の電車で藤沢に戻ってきた。三島駅で一緒に乗った乗客と座席が向かい合わせだったが、結局、私が辻堂駅で降りるまでずっと一緒だった。三島駅を6:11に出た電車は辻堂駅に7:24に着く。所要時間は1時間13分。その人がどこまで乗って行ったかは分からないが、そのまま東京駅まで行ったとして、東京駅には8:20に着くから、三島からの通勤は十分可能ということだ。新幹線を使うと1時間を切って54分。田京からだって1時間41分だ。そういえば、昨年世話になった地元の不動産屋さんの娘さんは、田京から大手町に通勤していると仰っていた。そういう生活スタイルも可能なんですね。

辻堂駅前のテラスモールに入っているユザワヤで書道用品を見てみようと思ったが、雨が降ってきたので止めた。それで、曽野綾子著『老いの才覚』(ベスト新書)を読む。こういう本に食指が動く歳になったんです。この本では「どんなことにも意味を見出し、人生をおもしろがる」ことを奨めています。「(人から何か)してもらうことを期待していると不満が募って、つい愚痴が出る。老人の愚痴は、他人も自分もみじめにするだけで、いいことは一つもありません。それどころか、愚痴ばかり言う老人のそばには、人が集まらなくなります。愚痴は日陰の感じを与えるからです。反対に、何でもおもしろがっている老人は陽の匂いがして、人が寄って来ます」。人が寄って来るかどうかは別にどうだっていいが、基本姿勢として「何でもおもしろがる」老人でありたいとは思う。先読めぬだから人生おもしろい(あ)

flash画は作家、曽野綾子。歯に衣着せぬ爽やかさで「老い」の楽しみを示唆してくれる。

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