いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

最後の歓送迎会

前の職場の歓送迎会に出席。懐かしい顔が勢揃いしたなか、楽しいひと時を過ごすことができました。会場の大窓に映し出された夜景が、これまた素晴らしい。手前にライトアップされた氷川丸を置いて、その背後をレインボーブリッジが彩る図。宛ら生きた光の芸術を見ているようで、それだけで十分堪能できた。司会が何か話せというので、伊豆のぼろ家の修繕のことにちょこっと触れる。現在の心境は、現役の皆さんには申し訳ないけれど、まったりゆったり流れる時間をまるごと楽しませてもらっていることに感謝している、その一言に尽きます。こんな生き方がしたかった、といった生き方をしていて、毎日がほんとうに楽しい。ほとんど衝動買いのようにして手に入れた伊豆のぼろ家だけど、ふん、何さ、まったく自分勝手なんだからと、あれほどそっぽ向いていたカミさんも、今では穏やかな口調で、「今度の土日、休み取れたんだけど、向こうに大きな荷物運んどく? 道が混むと嫌だから朝早く出たいんだけど、朝ごはんは、途中のガストでいいよね?」なんて言うようになった。横須賀に90歳の実母がいて、今は介護の世話で忙しく行き来しているけれど、だから余計、日常とは違った流れに身を置きたいという思いがカミさんの方にもあるのかもしれない。どっちみち、結果的にはこれでよかったんだと、自分に言い聞かせている。

同期だった担任団から思いもよらぬプレゼントをもらった。赤いちゃんちゃんこ、ならぬ赤いTシャツ。胸に大きな60という数字が白抜きされている。袖の「いなり」はお茶目だけれど、数字の上の「KANREKI」は、う〜ん、微妙な印象。でもでも、こういう心遣いがとても嬉しい。みんなありがとう。胸の数字が70、80、90になるよう精進するね。

わしゃ九十九あなた百まで生きるって(あ)

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