いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

クリスマス亡母口ぐせ国訛(あ)

 2024年十大ニュース。その5。

 「しゃぎり保存会」研修会。 

 向かった先は「黒部第四ダム」。

 それはいいんだが、出発時刻が早朝5時というのが半端ない。それが普通というから恐れ入る。一体どういう神経をしているんだ。まあ、まともな連中でないことは確かなんだけど……。


【書】『笈の小文」 8(No.1,999)

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「あま津繩手、田の中に細道ありて、海より吹上る風いと寒き所也。  冬の日や馬上に氷る影法師  保美村より伊良古崎へ壱里斗も有べし。三河の国の地つゞきにて、伊勢とは海へだてたる所なれども、いかなる故にか『万葉集』には伊勢の名所の内に撰入られたり。此洲崎にて碁石を拾ふ。世にいらこ白といふとかや。骨山と云は鷹を打つ処なり。南の海のはてにて、鷹のはじめて渡る所といへり。いらご鷹など哥にもよめりけりとおもへば、猶あはれなる折ふし、  鷹一つ見付けてうれしいらご崎」
(訳:天津繩手は、田の中に細道が、一筋通っていて、海からまともに吹き上げる風の、なんとも寒い所であった。  冬の日や馬上に氷る影法師(寒い冬の薄日の中を、田の中の長い一本道を馬に乗って行くと、風は冷たく、身は凍るようだ。ふと見ると、凍りつきそうな馬上のわが影法師が田面にうつっている)        保美村から伊良湖崎へは一里ほどもあろうか。三河国の地続きで、伊勢とは海を間に隔てている所なのだが、どういうわけか、『万葉集』では伊勢の名所の中に入れられている。この浜の岬では碁石の材料によい貝を拾い採っている。世に伊良湖白とかいってもてはやすそうである。ここに骨山という丘があるが、ここは鷹をとる所である。南の海のはてで、鷹の最初に渡ってくる所だといっている。伊良湖鷹などと、古歌にも詠まれていたことよと思い、ひとしお趣深く感じていると、ちょうどその時、一羽の鷹の飛ぶのが目にはいった。  鷹一つ見付てうれしいらご崎(荒涼とした海辺のわびしさが身にしみるとき、かなたに一羽の鷹の舞うのを見付けたうれしさよ。──杜国に会えたうれしさを鷹に託している)        )

 杜国は、芭蕉の門人でもあり、芭蕉が特別な感情を抱いた人でもあった。その特別な人に会いに行くための愛の紀行が『笈の小文』である。ちなみに杜国は男。


【昭和の風景】津軽弁(No.699)

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「ほいだば えすたな。」
「そうならば よかったね。」の意。


【タイムラプス】令和6年12月24日(火)6:53〜10:26の伊豆長岡の空。26秒。

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