いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

実梅の臀ほんのりとして色香(あ)

このところ毎日絵を描いている(模写だけど)。
気がつけば6時間ぶっ続けで描いていることもある。そこまで描けばさすがに疲れる。が、それはどちらかといえば心地よい疲労感とでもいうべきもので、むしろ充実感があって晩酌も進む。
絵筆を持っている間は絵のことだけを考える。絵に没頭できる。それがいい。我ながらいい趣味を持ったと思う。
絵を描くようになったきっかけは、ちょうど一年前の7月、ブックオフで『週末画家入門』という本を手にしたことに始まる。それより前から私は、中野孝次(大学時代のドイツ語の先生)の著書『趣味に生きる愉しみ』(知恵の森文庫)や『美しい老年のために』(文春文庫)あたりに感化を受け、自分は何を老年の趣味とするかについて深く考えたりもしていた。
著書の中で、あれもやるこれもやるという多趣味は結局無趣味と同じだと指摘され、それって私のことだと思い、いかん、趣味を一本に絞らなければと思っているところで出会ったのが『週末画家入門』という本だったわけです。
それで気楽な気持ちでスケッチブックと絵の具を買って描き始めたが、何せ基本ができていないものだから、描き方がよく判らない。これは基本から学ばなくてはいけないと思って、今度は描き方を具体的に教えてくれる本を探した。そうして探し当てたのが『風景スケッチ モチーフ作例事典』(野村重在著・大泉書店)。
今はこの本を手本として作例をひたすら模写している。あと40作ほどでこの本を卒業することになるが、そのあとはいよいよ実際に外へスケッチに出かけようと思っている。

【写真】作り始めた梅シロップ。

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北隣りさんからいただいた梅の実で梅シロップを作ってみることにした。容器(8L)も貸すからと言われれば作らないわけにはいかない。
隣の奥さんは私に梅酒を作るよう勧めたが、梅酒はカミさんの作ったのが3本(4L×3)も残っている。作った梅酒はちゃっかり引越しの荷物と一緒に伊豆に運ばれたが、私は梅酒を飲む習慣がないので伊豆に置いておいても一向に減らない。カミさんが伊豆に来た時も飲んでいる気配がない。自分で飲むために作ったんじゃないのかよと思うが、「H22.6.26」のラベルの貼られた梅酒は、どうも日付の時と変わらない量のようなのだ。
梅酒を作っても誰も飲まないのなら作ってもしょうがない。作る気のない私にカミさんが、「じゃあ、梅シロップにすれば? 焼酎を入れなければ子どもたち(孫)も飲めるんじゃない?」とアドバイスをくれる。
そうか、梅シロップなら炭酸割りにしてもいいし晩酌の焼酎に垂らしてもいい。よし作ってみるかということで、枇杷酒作りに続いて梅シロップ作りに初挑戦。
用意したのは、8L瓶(お隣さんが貸してくれた)、梅2kg(お隣さんがもぎたてをくれた)、氷砂糖2kg、リンゴ酢500ml。ネットには酢を入れないレシピもあったが、リンゴ酢を加えるというレシピの方を参考にした。リンゴ酢は梅1kgに対して200ml入れるところを、残してもしょうがないと思って500ml全部入れた。これが仕上がりの味にどう出るか。ちょっと気になるところではあるが、まあ飲めなくはないだろう。孫が口をつけなかったら私が責任持って全部焼酎に割って飲むから。
氷砂糖が全て溶けたら出来上がり。出来上がるまで1週間から10日待つという。さて、どんな具合になりますか。わくわく。

【淡彩画】壮麗な中世建築(No.102)

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ポイントは「造形的な窓や壁面の装飾はその影をしっかり描き、奥行き感や立体感を表す」こと。
ベルギーの古都ゲントの建物のようです。「石造りの大きな建物の窓はどれも技巧を凝らした造りで、時間をかけて描き込むのが大切」と手本にある通り、たっぷり時間をかけて描いた。結果、描き上げるのにこれまでで最も時間がかかった。ハガキ代の大きさに細かく描くのはこれが限界。

【水晶苑】14:42〜15:20(4→4人)

【タイムラプス】6月14日(水)5:59〜8:00の伊豆長岡の空。30秒。

【歩数】1,538歩。