いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

文豪を真似て火鉢に手をかざす

木曜は4校時の授業を終えた後、1時間ほどかけて振り返りシートにコメントを書く。それで職場を出るのは大概午後2時近くになる。

昼食は田京まで歩く道の途中にある台湾料理店で摂る。職場の帰りに田京まで歩くようになってから、毎週木曜はこの店で歩く前の腹ごしらえをすることにしている。午後2時はお客さんが少ない時間帯で、頼んだランチも時間をかけずに出てくる。

今週は昨日から、来週修学旅行に出かける2年生だけ一週間前倒しでテストを行なっていて、そのため今日は4校時の授業がなく、採点はあったけれど12時半過ぎには職場を出ることができた。

台湾料理店に着くと、L字形の広い駐車場に10台の車が駐まっていた。やはりお昼時は混むんだね。武内陶子似の女性店員がてんてこ舞いで立ち働いている様子を目に浮かべながら、今日は入るのをやめて田京に向かって歩き出す。田京までは6.4km。

田京のホームセンターに立ち寄り、赤松の垂木6本セット1束を買う。1,780円。それを肩に担いで急坂をゆっくり上る。すると、ふと野沢スキー場のゴンドラ乗り場までスキー板を担いで上った記憶が蘇ってきた。20年以上も昔の話である。あの頃は同僚の仲間と毎シーズンのように行ってたっけ。スキーはちっとも上達しなかったけど、宿で呑みながらUNOをするのが楽しかった。今は年賀状でのやりとりしかないけど、みんなどうしてるかなあ。

買ってきた垂木で棚を作っていたら、社長さんがひょっこり顔を出した。職人さんから作業終了の連絡を受けたので見に来たのだという。社長さんが言うには、あの人は本職は瓦職人だが大工仕事もやる、何でも一人でやりたがる、今回も内装は別の人に頼むつもりでいたが一人でやるというので任せたとのことだった。社長さんには言わなかったけど、内装のできばえはお世辞にも上手いとはいえない。これなら私にもできるといった程度の仕上がりだった。この内装がなかったら、その分をiPad Proの購入費に回せたのにと思うと、内装工事をプラスした自分の判断ミスが悔やまれる。もっときれいに仕上げてくれると思ったのになあ。やはり瓦屋根だけ頼むんだった。

15,779歩。

写真は、作りかけの棚。垂木を立てたらその太さの分だけ出入り口が狭くなって、職人さんの作業の邪魔にならないようにと除けておいた火鉢が元に戻らなくなってしまった。この火鉢は、もともと中の灰が欲しくて買った(ヤフオク)もので、これまで一度も使ったことがない。押入れに仕舞えないのであれば、そうだな、せっかくだからこの冬は和室で使ってみるか。鉄瓶でちんちんお湯を沸かすのも懐古気分を味わえていいかもしれない。(あ)

f:id:jijiro:20151126190730j:plain