いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

辻堂海岸の浜千鳥

今日は時間に余裕があったので、昨日行った長久保公園をぐるり一周してから辻堂海岸まで歩いた。

公園内を散策する人たちは昨日よりも幾分か多く、特に親子連れが目立った。近所の人達が気軽に憩う散策路といった位置なのかもしれない。小さい子にとってもゲーセンで時間を潰すよりはよほど健康的だ。やはりここは大人が率先して自然に親しむ環境と機会を作っていく必要がある。小さいうちに樹木の名を知ること、鳴き声で鳥の名を知ることは、実際に野山を歩かなければ身につかない、教科書よりも大事な教育なのだ。

池の向こうでぱんぱんと手を叩く音がした。そちらに目をやると、小学生のグループが池を泳いでいる鴨に向かって手を叩いている。鴨を手前に誘き寄せようとしているらしい。鯉じゃあるまいし、そんなんで鴨が寄って行くはずもないと思っていたら、5、6羽の鴨が一斉に手の鳴るほうへつっと向きを変えた。そういう風に飼い慣らされているのだろうか。餌をもらえると勘違いして寄っていったのだろうか。手を叩く音よりも、その手振りが餌を撒く仕草に見えたのかもしれない。

 

海岸に出ると、遊歩道は厚い砂に埋もれていた。その上をジョギングで走る人が絶え間なく交差する。砂に足を取られて見るからに走りにくそう。それでも走る人が絶えないって、何なんでしょうね。どうせ走るなら汀の固い砂の上を走ればいいのに。

形の良い流木を探しながら波打ち際を歩いていたら、浜千鳥の小集団と出会った。波の満ち干に合わせて目の前を行ったり来たりしている。波が引いた瞬間を狙って砂に嘴を突っ込んでいる。蟹か何かを啄んでいるのだろうか。ちょこまかとした動きが何とも微笑ましい。酔客の足取りを千鳥足と言うが、こちらは一歩足を進めるごとによたよたして見苦しい。14,226歩。浜千鳥酔いの歩みに模され無念(あ)

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