いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

晩酌のしめはカレーや文化の日(あ)

 雨があがったところで、夏以降手をつけていなかった浴室外の草をむしることにした。

 そこが終わったら、そのまま北隣境界の伸びきった草に取り掛かろうと思っていたが、山茶花と椿に覆いかぶさった蔓草が気になって、まずはそいつを引っ張り落とすことにした。

 ところが、蔓草は複雑に絡まり合って、まるで運動会の綱引きに使う綱のように頑丈で、おいそれとは片付かない。手に持った鎌を置き捨て、両手で、それこそ綱引きを引っ張る要領で強引に引っ張ったら、山茶花の花をあらかた散らしてしまった。

 それでもまだ蔓草は、脱げ落ちないカツラのようにてっぺんにへばりついている。蔓草の根元を鎌で切ってしまえば上に乗っかった蔓草は枯れて始末しやすくなると思うが、山茶花と椿が植わってある下は崖で、蔓草はどうやらその崖の下から生え伸びているらしく、そこまで鎌が届かない。椿は幹が頑丈だから登れないこともないが、山茶花は幹が細いからどうにもならない。崖だから脚立も使えない。それで、諦めて、そのままカツラを被らせておくことにした。

 蔓草と格闘したところで疲れてしまって、北側の雑草をむしるまでには至らなかった。いいさ、今度の土曜にまたやれば。ということで、家に入ってディジタル画の作成にとりかかった。それでも45Lゴミ袋3袋分は片付けたんだよ。

 

【今日の一枚】レトルトカレー(S&B編)。

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 カメさんデー(10%off)にまとめ買いしておいたレトルトカレーを食す。これ、6食あるうちの2食目。せっかくだから味比べをしようと思っていたが、前に食ったカレーの味をすっかり忘れてしまった。どんなやつを食ったかも思い出せない。

 昔はレトルトカレーといえば松山容子の「ボンカレー」だけだったが、今は目移りするくらい種類が豊富で隔世の感しきりです。

 ライスは、20%offのさば塩焼き弁当のご飯だけをチンした。もちろんサバ塩焼きは晩酌のつまみ。こんな食生活だったら、包丁もまな板も要らない。炊飯器も魚焼きグリルも要らないねえ。家の台所もオール電化になれば、炎だって見なくなる。小さい頃からそういう生活に慣れてしまった子どもは、大人になったらどうなるんだろう。と、自分はご飯をチンしてレトルトカレーを温めておきながら、余計な心配をしてしまう。

 

 【書】「狂飲」きょういん(No.501)

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 「むやみに多量の酒を飲む。」(『旺文社漢字典』第2版)

 「狂」の音符は王(おう)。もとの字は〓1(おう)が音符。〓1は王(王位の象徴である鉞(まさかり)の頭部の形)の上に之(し=足あとの形)を置いた形。王の命令で遠く使いの用をするときには、使者はこの神聖な鉞の上に足を乗せる儀式をし、その霊の力を授かって出発したのである。→白川静『常用字解』

 「飲」は、もとの字は〓2(いん)に作り。〓3(いん)と欠(けん)とを組み合わせた形。〓3は蓋(ふた=今)をした酒樽(さかだる=酉)。欠は人が口を開いて飲む形。〓2は酒樽の中の物を飲む形で、「のむ」の意味となる。→同

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 「きょういん」と打ったら「教員」と変換された。「狂飲=教員」とはいい得て妙。詩人・吉野弘さんだったら、詩に、どうまとめるだろうか。

 

【ディジタル画】海を見るー途中ー(No.91)

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【タイムラプス】11月3日(火)5:49〜8:09の韮山方面の雨空。34秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1323747525686251520?s=21