いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

白百合の己が純潔持て余す(あ)

 ひょんなことから出身高校の同窓会東京支部というFBグループに招待された。メンバーの数が1,099人というから大所帯だ。同じ高校を卒業して東京近辺で暮らしている人がそんなにいるとは思わなかった。

 メンバーをつぶさに見ていけば、一人や二人は私の知っている人がいるかもしれないと思うが、これだけの人数になると、探すのも容易ではない。

 東京に同窓会の支部があることは、在郷のクラスメートを通じて知っていた。それで、かつてはそのクラスメートから東京支部に一度顔を出したらと勧められもした。しかし、私はどうもその手の会合が苦手で、敷居が高い気がして出席をずっと遠慮してきた。

 あれから幾星霜、今はFB経由で友達の友達が友達になる時代である。面と向かわなくても、FBなら気軽に話し合える。同じ高校を卒業したという、ただそれだけのことで「けやぐ(友達)」の気分になれる。後輩の活躍を知り、私も頑張らねばと奮起する。

 人の縁は不思議なもので、どこでどういう出会いがあるか判らない。今は伊豆に仕事を得、伊豆に独りで暮らしている。カミさんは横須賀の実家で70まで働くと息巻いて伊豆に住む気配がない。独りでいて寂しくないかとよく言われるが、ちっとも寂しくない。仕事場では愉快な子どもたちと過ごせるし、家に帰れば絵を描く楽しみが待っている。退屈する暇がない。毎日が充実している。

 人生もそろそろ終活に備える時期に差し掛かり、今更新しいお付き合いを増やすこともなかろうものだが、こうしてFBグループのご招待を受ける気になったのは、これも縁という他はないと思ったから。

 人は、どこで暮らそうが、幾つになっても生まれ育った故郷は忘れられないものだ。

 故郷を同じくし、同じ学舎で育った「けやぐ」同士で思い出を語る機会を与えてくれたことに感謝したい。ありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いします。

 

【今日の一枚】ヤマユリ(山百合)とヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)。

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 通勤路途中の斜面に咲く。ここの庭の主は南向きの急斜面をうまく利用して、いろんな花を植えていらっしゃる。

 ヤマユリは去年もこの斜面に咲いていたが、ヒメヒオウギズイセンは咲いていたとしてもこんなに多くは咲いてなかったように思う。

 ヒメヒオウギズイセンは学校の畑の畔にも一株自生していて、何の花だろうと気になっていた。それで今日「花しらべ」で調べて、その名を知った。鮮やかな朱色だけれど、どうしたって凛と咲くヤマユリにはかなわない。

 

【ディジタル画】もじゃもじゃ頭の女の子(No.56)

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 女の子のつもりで描いたが、男の子に見えなくもない。

 シャドーを意識して描いた。毛糸っぽいチョッキは、あえてムラを残して質感を出した。

 背景は、数色の「水彩」ブラシを塗り、少し「ぼかし」を入れてある。

 

【書】「雷雨」(No.411)

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 Procreateで「書」を書いたらどうなるか。ちょっと遊んでみました。

 「インカ」ブラシで書いたけど、う〜ん、いまいちですね。墨で書いたのとでは比べ物にならない。まだ「Zen Brush 2」の方が実際の墨跡に近いかな。でも単に遊ぶんだったら、ちょっとした暇つぶしになるかも。

 

【温泉】一二三荘。

 

【タイムラプス】7月18日(土)5:16〜9:23の韮山方面の雨空。30秒。

https://twitter.com/aisakajiro/status/1284729273584979973?s=21