午前中、部活に顔を出す。床に転がる球を網ですくいながら、ブロック練習を見守る。
卓球のブロックなんて初めて知った。ブロックとは、相手の強打したドライブを、ボールの弾みぎわにラケットを構えて相手コートに返すというテクニックのこと。相手が打った強さでそのまま相手コートにボールを返すことができる。
それで、いつも「先生、やろう」と声をかけてくれる2年の子に「ブロックの練習をしたいので、スマッシュを打ってくれ」と頼まれた。よしきたと引き受けたものの、打つ球があっち飛んだりこっち飛んだりしてブロックの練習にならない。そのうちこっちの息が上がってきた。その子は、なんだ使えねえ、と思ったことだろう。これじゃ練習台にもなりゃしない。単なる足手まといだあ。やはり、老兵はただ消え去るのみ、だな。
部活を終えて帰宅し、着替えてiPhoneを見たら、3件の履歴があった。いずれも薪を頼んだピザバス屋さんからである。折り返し電話をしたら、薪の準備ができたとのこと。10月に頼んだきり音沙汰がなかったので、別の薪販売業者に頼もうかと思っていた矢先だった。諦めて他所に頼まなくてよかった。
トラックがこっちへ向かったと連絡があったのは午後5時過ぎ。今から約30分ほどで着くと思いますと奥さんが言った通り、ちょうど30分後にトラックが到着した。さすが。
トラックを運転してきたご主人は、「年末年始の土日はほとんど予定が埋まっていて、配達するとしたら今日のこの時間しかなかった」と言っていた。ごめんなさいね、私が土日しか都合がつかないとわがままを言ったばかりに無理をさせてしまって……。今日もどこかのイベントを終えてから配達に回ってくれたんだろうな。
トラックの薪を車庫に、ラグビーのパスよろしくボンボン放り投げ、ものの数分で荷下ろしが終わった。ご主人は「薪の中に桜が混じっているけれど、そいつだけが乾燥させてからまだ1年経ってない」と申し訳なさそうに言うが、まったく問題なし。こんな書き入れ時に、薪を揃えてくれただけでも感謝です。明日は薪小屋に薪を積みます。
【今日の一枚】ビワ(枇杷)の花。
枇杷の花はこの時期に咲く。そんなことも知らずに今まで来ていたことが自分でも不思議。今年は枇杷の実が生らないなあと寂しく思っていたが、花の咲く時期についてはまったく思い及ばなかった。咲いているのを見てもいないくせに、咲くのは春だとなんとなく思っていた。
去年のこの時期、花が咲いているのを確認していない。枝が上にぐんぐん伸びて実を穫るのに難儀するから、去年、上部をバッサリ剪定した。どうやらそのとき、花を咲かせようと準備していた枝をことごとく切り落としてしまったらしい。それで今年は実が一個も生らなかったんだな。
【書】「閉」ヘイ・ヘツ・とじる・とざす・しめる・しまる(No.321)
▼甲骨文は、ない。
▼金文1
▼金文2
会意。門と才とを組み合わせた形。才は表示として樹(た)てた目印(めじるし)の木。これを門に樹てて、門の内外を分ける呪禁(じゅきん=悪邪を祓(はら)うまじない)とすることを閉といい、門の中に「とじこめる、とざす、ふさぐ」、また門を「とじる、しめる」の意味に用いる。沈黙することを閉口というが、国語では言い負かされてことばに詰まること、降参することを閉口という。<『常用字解』より>
【温泉】一二三荘。
【タイムラプス】12月7日(土)6:32〜7:58の伊豆長岡の空。21秒。
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