いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

秋の雨泥の轍をそのままに(あ)

久々に土曜の部活に顔を出す。先々週は青森行きと重なり、先週は台風で市の卓球大会が中止になった。

特製のボールすくい網で床のボールを拾い集めていると、2年生の子が「先生、やろう」と声をかけてきた。ボールすくい網は正顧問の先生の自作で、伸縮棒に一辺をまっすぐに伸ばした(かまぼこ型)魚取り網をボルトでくっつけたもので、ボールを拾うのにしゃがまなくて済むから楽。

ケースからラケットを取り出し、その子と3セットマッチの打ち合いをする。技術的な指導はできないが、打ち合うだけならできる。強いボールや切れたボールを返すことができないから、それがかえって格好のスマッシュ打ちの練習になるらしい。私がうまくなってもしょうがないから、それでいいと割り切る。

ラケットは卓球用品を販売している外部のコーチから買った。入門者用の廉価なセットで、ラバーメンテナンス用にクリーンアワーという胞状クリーナーと、それを伸ばすスポンジ、それとラバーを酸化やホコリからガードするラバープロテクトが含まれる。

コーチはラバーメンテナンスの重要性を強調していたが、私はラケットセットを購入してこのかた、一度もメンテナンスをしたことがない。変化球サーブを打ったり、ドライブをかけたり、カットで返したりするのにラバーの性能はとても大事だとは判っていても、メンテナンスとなるとどうも面倒臭さが先に立って実行しないできていた。

半年持てばそれでいいという思いも確かにあった。でも、せっかくセットに組み込んでくれたことでもあるし、今後長く使うかどうかは別にして、少しでも劣化を防いでおこうと思って、今日初めてメンテナンスをすることにした。

さて、メンテナンスを終えたラケットは、心なしかきらきらテカっているように見える。早くこれを使ってラリーをしたいと思うから不思議だ。道具の手入れをしているときは、卓球に限らず、どんなスポーツでも早く使ってみたいと思うようだ。

 

【今日の一枚】まだ泥だらけの宗光寺一帯。

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台風19号の出水で水浸しになった宗光寺一帯は、まだ泥だらけのまま。手前の小屋の右側を宗光寺川(狩野川の支流)が流れるが、先週の10/12(土)は本流の狩野川が満水のため、逆流する格好になって氾濫したと思われる。

写真を撮ろうとしたら、たまたまいずっぱこの電車が横切った。そこの線路も水浸しになった。

 

【書】「同」ドウ・おなじ(No.273)

▼甲骨文

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▼金文

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甲骨文字・金文の字形は、凡(ぼん)と口とを組み合わせた形。凡は盤の形。口は〓1(さい)で、神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形。(中略)興は同を両手で持ち、さらに両手で支えて大地に酒を注いで、大地に宿る霊をよびおこす儀礼である。周代には諸侯が集まって天子に拝謁する会同という儀礼があった。集まって同という酒杯を使って行う儀礼をともにすることから、「ともにする、おなじくする、おなじ、ともに」の意味となる。

〓1(手書き画像)↓

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甲骨文は、鬟(みずら)の古代成人男子が笑っている図で、金文はおかっぱ頭の少女が髪を跳ね上げて笑っている図。どちらも笑い顔だ。

 

【タイムラプス】10月19日(土)5:33〜7:52の韮山方面の雨空。34秒。

https://www.facebook.com/100001436582002/videos/2582428881814973?sfns=mo